
このページから東北青年塾のレポート検討の際に用いられるレポートの執筆要項をダウンロードできます。
この形式は、
教育月刊誌「授業づくりネットワーク」(学事出版)の「あすの授業」のコーナーで創刊当初から長く採用されているものです。
以下の特徴があります。
- 1時間の授業を紹介する
- 指導案ではなく、実践を通したものとする。
- 原則として、オリジナルな授業を取り上げる(先行実践がある場合は、その旨を明記する)。
- 授業の手順をその通りにやれば、誰でも授業が再現できる記述をする(再現可能性)
- 授業の実際が、生き生きと伝わるように記述する(伝達可能性)
「『あすの授業』書き方マニュアル」(授業づくりネットワーク1994年4月号)より引用」
わたしこと、阿部隆幸は授業づくりネットワーク創刊以来の読者ですが、初任者のころ、そんな授業をしていいか迷ったときは(コンピュータにデータベースを作成しておいて)、過去のあすの授業をそのままに追試していたことがよくあります。それで少しは力がついたのではないかと思っています。
最近は疑似体験が大切と模擬授業が大きく取り上げられるようになっています。もちろん、実際に声を出したり動いてみたりと模擬授業で鍛えられる部分は大きいものがあるでしょう。
しかし、自分の授業実践を文字にして一言一言自分の指導言やふるまい、子どもたちの反応を振り返ることは自分の力をつけるためには大切なことと思います。
そこで、何となく文章に残すのもそれはそれで力がつくのでしょうけど、一定の形式(フォーマット)に則って書くということは多くの人たちと情報を共有するという意味でとても大切なことと思います。
自分のレポートを吟味してもらうことで力がつき、ほかの方々のレポートをいただいて帰ることで授業のレパートリーやネタが増える。充実した時間になること必至です。
以下に3つのファイルがダウンロードできるようになっています。クリックしてご自分のパソコンへpdfファイルを取り込み、どうぞお使いください。
* 授業づくりネットワークを定期購読している方は、「自分が書く視点」に立って誌面の「あすの授業」を読んでみるといろいろと新しい発見があるように思います。