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「阿部隆幸@ミニ講座」感想記録

2012.02.07 Tuesday 20:46
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    第26回東北青年塾@阿部隆幸_模擬授業

     代表あいさつでは,「有田先生を前にして緊張しています。」とおっしゃっていたが,笑顔で我々の前に立つ阿部先生。これから,どんな授業が始まるのか,こちらもワクワクした気持ちになった。


     六年生という設定で授業がスタート。
    「思い出したくない人もいるかもしれませんが」
    という言葉とともに,震災後の映像が映し出される。
    続けて,
    「リーダーらしき人たちが努力してくれました。」
    という言葉があり,首相や大臣の写真が映し出された。
    「今日はリーダー論について考えます。授業のめあては,『今,求められているリーダー像を自分なりに描こう』です。」
    という課題の提示と,スライドを使っての進め方の説明が行われた。

    <提示されたスライド>
     進め方
    1 マンガの一部分を読む。
    2 4人の考えのどれを支持するかを決めて支持する理
    由を簡潔に書く。(10分)
    3 立ち歩き,相手を見つけハイタッチする。(5分)
     (1) 一方が自分の考えを説明する。
     (2) 一方が「ありがとうございます。話を聞いて学んだことの一つは○○です」と言う。
     (3) 役割を交代する。
     (4) お礼を言って次の相手を見つける。
    進め方について確認された後,資料が配られた。描かれていたのは,「沈黙の艦隊(川口かいじ)」の一シーン。大海原に10名の乗客が遭難し,救助を求めている。漂流しているボートには,病気に感染している者が1名おり,このままでは他の者に感染し,全員が死に至る可能性がある。あなたがリーダーとしてとるべき行動は?という問いに,日本のリーダーを目指す4人が解答すると内容である。

    4人の主張は,それぞれ
    ア 感染している者を降ろし,他の者の安全を確保する。降ろしたことへの全責任をとる。(一人でも多くの者を守るのが政治)
    イ 全員にその事実を告げ,全員で話し合う。(ルールを設定し,それを守るのが政治)
    ウ 10人が助かる方法を答えが出るまで考え続ける。どんな方法か分からないが,考え続ける。
    エ どんな状況であれ,少数を見殺しはできない。全員で死ぬ道を選ぶ。
     であった。
    (後で阿部先生にお聞きしたところ、この「沈黙の艦隊」を授業に使うヒントは、12年前に福島大学の大学院に在籍していたときの集中講義で筑波大学の谷川彰英教授が使われた教材を使わせていただいたと言うことである)


     資料と課題については,質疑の時間に,「6年生には難しいのでは?」という質問が出たが,阿部先生の考えでは,6年生でも,マンガを通して内容を考えることで,十分可能ではないかという判断であった。私も,実際に資料を読んで考えてみると,4人の中から,リーダーにふさわしい人物を10分で選び,理由を考えるいうことで,大変悩んだ。しかし,45分の授業で,リーダーの役割の捉え方について共通理解をはかる時間が確保できれば,子どもでも考えられる課題であると感じた。

     あっという間に10分が経ち,ブザーが鳴った。次は考えを伝え合う時間である。教室を見渡してみると,席から離れ,考えを伝え合う姿がみられ,5分間話が途切れない。私は,隣と前に座っていた方と考えを伝え合ったところで,授業終了の時間を迎えた。

     今回の模擬授業では,この5分間がポイントになる時間だと考えている。素晴らしいと感じたところが3つあった。

     1つ目が,ハイタッチを取り入れているところである。初対面の方とも話しやすい空気になる。継続して行うことで,学級は温かい空気につつまれるだろうし,有田先生が「学級経営の核」とおっしゃっていた「どうぞ,ありがとう」に通じるものがあると思う。真似したい技の一つである。

     2つ目は,相手を選択できるところである。学級で行うと,毎回,仲の良い子とかかわってしまうという危険性があるかもしれない。しかし,「みんなとかかわり,多様な考えを伝えあってしてほしい」「仲の良い子ばかりでなく,かかわる必要がある子としっかりかかわろう」というような教師の願いを語り続けていけば,子ども同士のつながりが深ふかまっていき,「学級経営=授業」に結びついていくと思う。

     3つ目は,相手の考えを聞いて学んだことを伝えるところである。ぼんやりと聞いていては学んだことを伝えることはできない。相手の考えを聴く必然性がうまれる。ただ,私にとっては,一度聴いただけで,学んだところを見つけるのは難しかった。「あなたの考えは,○○なのですね」というような復唱でも良いかもしれないと感じた。

     模擬授業が終了してからも,「リーダーにふさわしい人物像とは?」について思いをめぐらせていた。伝え合った意見が頭の中を駆け回り,興奮状態が続いた。私は,今回のような子どもたちが話し合いや活動を通して「追求したい」という思いを高めていく授業に興味がある。有田先生も,講評の中で「やり方がおもしろい」と評価されていた。阿部先生が今,関心を持って学ばれている協同学習について,ミニ講座ではなく,ぜひ,メインの講座として学んでみたいと願っている。

    最後に,授業を提供してくださった阿部先生に感謝します。ありがとうございました。


    (文責:東北青年塾「高畠」)



    1. 3連続社会科ミニ講座
       (1) 佐々木潤 ミニ講座
       (2) 阿部隆幸 ミニ講座
       (3) 佐藤正寿 ミニ講座
    2. 有田和正先生講座「有田式学級づくり」
    3. 有田先生 ライフヒストリー・インタビュー
    4. 参加者アンケート


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