東北青年塾

東北から発信!よどんだ空気が変わる!明日の授業を楽しく知的なものに!


東北青年塾情報をツイッターで。ハッシュタグは「 #thsj
【第1回東北青年塾の記録】【第2回東北青年塾の記録】【第3回東北青年塾の記録】
【第4回東北青年塾の記録】【第5回東北青年塾の記録】【第6回東北青年塾の記録】
【第7回東北青年塾の記録】【第8回東北青年塾の記録】【授業づくりネットワーク東北2009Winterの記録】
2009年度東北青年塾の予定
【第10回東北青年塾の記録】【第11回東北青年塾の記録】【第12回東北青年塾の記録】
【第13回東北青年塾の記録】【第14回東北青年塾の記録】【第15回東北青年塾の記録】
2010年度東北青年塾の予定
【第16回東北青年塾の記録】【第17回東北青年塾の記録】【第18回東北青年塾の記録】
【第19回東北青年塾の記録】【第21回東北青年塾の記録】
2011年度(平成23年度)東北青年塾の予定
【第22回東北青年塾の記録】【第23回東北青年塾の記録】【第24回東北青年塾の記録】
【第25回東北青年塾の記録】【第26回東北青年塾の記録】
2012年度(平成24年度)東北青年塾の予定2012年度(平成24年度)東北青年塾の記録
2013年度(平成25年度)東北青年塾の予定2013年度(平成25年度)東北青年塾の記録
2014年度(平成26年度)東北青年塾の予定2014年度(平成26年度)東北青年塾の記録

横山浩之講座「ペアレントトレーニングを駆使した授業」感想記録

2011.08.29 Monday 22:04
0
    IMG_2570


    横山先生の講座はペアレントトレーニングの基本原理から始まった。不適切な行動を減らしたい時の個別支援のポイントをお話されていた。その後,横山先生が小学校で行った授業の映像を見せていただいた。横山先生のお話とその授業の映像から私なりにポイントをまとめてみた。
    1 「的確なアセスメント」
    2 「待つ」→「不適切な行動が消去される」→「正しい行動」→「ほめる」
    3 「学級全体への配慮を大切にする」

    1 「的確なアセスメント」


      横山先生は授業前にアセスメントを行い,学級の状態や配慮を要する児童を的確に把握して,授業中の行動に生かしていた。ある学級の授業で,ADHDの子供が教師の言葉に逐一反応する場面があった。横山先生はその子の発言を取り合えば,その行動が強化されることを事前に知り,あえて授業を淡々と進めていた。また,7人の配慮を要する子どもがいる学級では,どの子供がどこで困るのか予め把握していた。ページをめくれなければそっと近づいて手助けをし,書くことが分からなければそっと近づき赤ペンでヒントを出していた。そして,一番の問題児とされていた子供が正解を書いた場面ではそれを見逃さずに自然な形で発表をさせ,自信をつけさせていた。その子供は説明がなければどこに問題があるのか分からないほど,授業に集中して取り組んでいた。いずれの例も,授業前のアセスメントで配慮すべきことを把握していたからこそできる支援である。
    加えて,授業中にも常にアセスメントを行っていた。例えば,横山先生と子供達が声を揃えて一斉音読をする場面である。横山先生は机間巡視をしながら子供が授業に取り組んでいるかどうか観察し,窓の外を見てぼんやりしている子供を見つけた。何が原因かを判断し,窓際にさりげなく近づき,その子の視線の中に入ることで音読へ導いていた。また,学級全体の授業へ取り組む様子に合わせて授業展開を大きく変える場面もあった。

    2 「待つ」→「不適切な行動が消去される」→「正しい行動」→「ほめる」


    横山先生は不適切な行動に対して基本的には直接注意しない(例外はここでは触れない)。ある学級では,学級のルールが確立されておらず私語が多くなっていた。「静かにしなさい」と注意するのではなく,「おりこうさんはしずかにしている」ことを繰り返し話して,先生が求める正しい行動を示しルールを作っていった。力でそのルールを押しつけるのではなく,子供がそのルールを守り始めるのを待ち,ルールを守った子供をすかさずほめる。授業の中では「先生が話すルールを守っている子供」や「活躍させたい子供」に正解シールを貼る手伝いをさせていた。これがルールを守ることや授業に集中することへのエネルギーになり,20分を過ぎる頃には学級に静寂が訪れていた。もちろん的確なアセスメントに基づき,ADHDの子供の言動への適切な対応や授業に作業を多く取り入れるなど的確なアセスメントに基づく支援や準備も多々見られた。ただ,授業開始の騒然とした学級の雰囲気を,「待ってほめる」ことで大声をあげることもなく,落ち着いた雰囲気に一変させて見せた。見事だった。

    3 「学級全体への配慮を大切にする」


    横山先生は授業の前,授業の準備段階で学級全体に対するアセスメントと配慮も行っていた。ある学級の授業では,子供の実態に考慮して音読のスピードを遅くする,勉強のできる子供が満足できるようにプリントの余白を広くするなど,気になる子供へのアセスメントだけでなく,学級全体のアセスメントも大切にして授業を準備していた。「個別支援よりも学級経営を優先する」という横山先生の言葉が実践の中に表れていた。

    横山先生の講座を通じて感じたことは「アセスメントを的確にする力」と「それを生かして指導する力」がこれからの教師に求められていくという事だった。そのための知識と技術を,闇雲に経験から得るのではなく,横山先生のような専門家のお話や著書を通じて学んでいく必要性を感じた講座だった。


    (文責:東北青年塾「武田」)


    「第23回東北青年塾 記録」目次


    1. 第1部 事例検討会
    2. 第2部 横山浩之講座「ペアレントトレーニングを駆使した授業」
    3. 第3部 ライフヒストリー・インタビュー「横山浩之先生はいかにして今の横山浩之先生になったのか」

    4. 参加者アンケート



    第23回東北青年塾の記録 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |

    コメント

    コメントする










    この記事のトラックバックURL

    http://seinenjuku.abetaka.jp/trackback/1401060

    トラックバック

    発達障害は自宅で治せます!

    あなたの育児ストレスが一瞬にして解消され、発達障害のお子様がお利口さんになる方法をお教えします。
    | 発達障害の子育て教育体験記 | 2011/09/20 8:52 PM |