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和賀健ミニ講座「さとうきび畑から戦争を考える」感想記録

2011.02.24 Thursday 22:08
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    1 講座の流れ 

    1. 講座の説明
    2. 沖縄のイメージを考える
    3. 森山良子「さとうきび畑」を聞いて曲の意味を考える
    4. 沖縄戦の映像から戦争について考える
    5. 終わりに

     

    2 講座の内容

    はじめに、和賀さんから次の説明があった。

    • 小学校5年生社会科「地域の人々の暮らし」と道徳「生命尊重」を組み合わせた多領域の授業を構想した
    • 「10分18秒の平和の祈り」.吉濱徳子.2005.とっておきの道徳鶤.日本標準.pp.43−46を参照にした

     

    説明の後、パワーポイントで映像や音楽を流しながら模擬授業形式で講座が進められた。

     

    (以下、太線部は和賀さんの指示・発問・説明)

     

    はじめに沖縄のイメージについて参加者に聞いた。

    参加者からは「きれいな海で泳いでみたいから」「暖かいから」と発言があった。

    沖縄の正のイメージを出させることで、これからでてくる負のイメージとのコントラストをはっきりさせていた。

     

    次に、森山良子「さとうきび畑」の曲を流した。

    曲の最中は沖縄の豊かな自然映像が写しだされていた。

     

    曲が終わると、和賀さんは次のように問いかけた。

     

    「この歌は「さとうきび畑」といいます。この歌はこれまで14人の歌手が歌っています」

    「なぜ、こんなにたくさんの人が歌っているのでしょう。その答えは歌詞の中にあります」

    「歌詞でおかしいなあと思ったところはありませんか」

     

    そして、和賀さんの学級では

    「お父さんが死んでいった」「鉄の玉がふってきた」

    などの発言があったと説明された。

     

    次に、森山良子さんについて説明した。 

     

      「森山良子さんは、歌いながら不安だったことがありました」

    ・「ザワワ」をどう歌えばよいか

    さとうきびが揺れる音→戦争をイメージする

     

    ・戦争の歌を歌っていいのか

    森山良子さん→戦争を経験していない

     

    引き続き、作曲をした寺島尚彦さんについて説明した。

     

    「この曲を作ったのは寺島尚彦さんです」

    「寺島さんはこの歌について「このさとうきび畑の下に、戦没者がうもれたままになっている」と話しています」

    「これはどういうことでしょうか」

     

    参加者からは

    「なくなられた方がきちんと埋葬されていない」

    と発言がでた。

     

    続いて、沖縄戦の映像を流した。

    その後、映像に登場した子どもの様子を参加者に聞いた。

     

    「出てきた子どもは震えていました。なぜでしょう」

     

    参加者からは「怖かったから」と発言があった。

     

     

    平和の礎の写真を提示し、

    沖縄戦で亡くなった人 239092人いたこと

     

    太平洋戦争でなくなった人 3000000人以上いたこと

    を説明した。

     

    最後に、

     

    「寺島さんは「本当の平和なら平和の歌はいらない。」と話しています」

    「戦争を知らないで育った人も、この歌を歌っています。そのことをあなたはどう思いますか」

    と話し、講座を終えた。

     

    3 意見・感想

     

    参加者から

    ○音楽、映像を使って視覚的に訴える教材で良かった

    ●戦争の映像を見せるのは小学生には厳しいのではないか

    ●「さとうきび畑」の曲だけで一時間を組み立てても良かったのではないか

     

    佐藤幸司先生から

    ・映像が衝撃的すぎると、子どもたちは思考停止に陥るので配慮が必要

    ・戦争アニメのよいところは、映像よりも衝撃が薄まるので自分のことと考えられる

    ・沖縄では6月に戦争について学習している。そのような積み上げが各学校で必要

     

     

    和賀さんのミニ講座から、戦争教材を子どもたちに指導する時の留意点を深く学ぶことができた。

    戦争教材を扱う時には子どもたちの実態を考えて、慎重に指導していかなければならないと感じた。

    少なくとも、佐藤幸司先生がおっしゃっていたように、衝撃的な映像を見せて子どもたちが思考停止に陥らないようにしたい。

    子どもたちに配慮しつつ、伝えるべき事実をきちんと伝えていく義務が私たち教員にはあると改めて思った。


    (文責:「東北青年塾」菊池)





    「第21回東北青年塾 記録」目次

    1. 第1部 東北青年塾生模擬授業&ミニ講座
      1. 第2部 佐藤幸司先生講座「とっておきの道徳の授業&道徳のチカラ」
      2. 第3部 佐藤幸司先生ライフヒストリー・インタビュー(インタビュアー:増川秀一)

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