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小川まりも「詩の授業」感想記録

2010.06.16 Wednesday 19:07
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    小川17

     はじめに「春のうた」(草野 心平)の詩の書かれたプリントがわたされました。(スマートボードのスクリーンにも、「春のうた」が映し出されています。)

    春のうた 草野心平

    ほっ まぶしいな。
    ほっ うれしいな。

    みずはつるつる。
    かぜはそよそよ。
    ケルルンクック。
    ああいいにおいだ。
    ケルルンクック。

    ほっ いぬのふぐりがさいている。
    ほっ おおきなくもがうごいてくる。

    ケルルンクック。
    ケルルンクック。


     まず、1回音読した後、題名のわきに○を10個書きました。1回読むごとに○をそめていくというシステムです。その後、連読み等、読み方に変化をつけた音読を行いました。 
    1回音読をするたびに、「声がそろっていて上手でした。もう〜回ですね。○をぬりましょう。」という小川さんの声がけがありました。そのような教師の声がけが授業にリズムを作っていくのだと思いました。

     次に、「ほっ」というかえるのつぶやき(4つ)を○で囲みました。そして、それぞれの「ほっ」とつぶやいた時のかえるの気持ちを考えながらプリントに書きこみ、ペアで発表し合いました。その際、発表の仕方として、スマートボードのスクリーンには以下の言葉が示されました。
     
    (1)どんな気持ちですか
     (2)その気持ちをこめて、読んでみてください。〜上手だったら、拍手〜
                 
    さらに教師に指名された二人の方が全体の前でモデルとして実際に発表したことで、参加者の全員が活動のイメージを持つことができました。このように、モデルを示しながら発表のやり方を確認することで、どの子どもも安心して学習に取り組むことができるのだと感じました。
    その後、ペアで発表→全体の場で指名された2人が発表するという活動を、それぞれの「ほっ」というかえるのつぶやきの違いを考えながら4回くり返しました。実際にやってみると、「ほっ」という言葉の解釈が多様にあること、その解釈を音読で表すことのおもしろさや難しさを感じることができました。
    4つの「ほっ」のつぶやきの気持ちを考えた後、「かえるは、どうしてうれしいのですか。プリントに書きましょう。」という発問・指示が出されました。ちなみに私は、「じっと土の中で春を待っていたかえるが、日差しや水や風、花のにおいから春が来たことを体全体で感じたから」などと書きました。

    最後に、同じ、草野心平さんが書いた「秋の夜の会話」という詩がスマートボードに提示されました。

    秋の夜の会話
    さむいね。
    ああさむいね。
    虫がないてるね。
    ああ虫がないてるね。
    もうすぐ土の中だね。
    土の中はいやだね。
    痩せたね。
    君もずゐぶん痩せたね。
    どこがこんなに切ないんだらうね。
    腹だらうかね。
    腹とつたら死ぬだらうね。
    死にたかあないね。
    さむいね。
    ああ虫がないてるね。



    この詩の音読後、再度、「かえるは、どうしてうれしいのですか。」という発問が投げかけられました。
    2つの詩を比べたことで、「今年も無事に春を迎えることができたこと、生きていることの喜びを感じているから」と、感想が生と死を意識した内容へと変化しました。同一作者の詩を比べることで、かえるの気持ちの読み取りが深くなることを感じました。

    今回の小川さんの授業に対し「テンポのよさ」、「本授業におけるスマートボード活用の有効性」「いぬのふぐり等、イメージを助ける写真の提示」「『ほっ』というつぶやき≠ほっとした気持ち」「本時のねらい」等についての意見や質問が出されました。
    個人的には、既に書いた通り、同一作者の詩を比べたり、重ねたりしながら読むことで詩の解釈が深まるという学びを体験できたことが一番の学びでした。お忙しい中での模擬授業本当にありがとうございました。

    (文責:東北青年塾「増川」)



    「第17回東北青年塾 記録」目次

    1. 第1部 模擬授業・ミニ講座
      1. 小川まりも 「詩の授業」
      2. 渡邉謙一 「研修日誌」

    2. 第2部 野中信行氏 講演
      1. 「味噌汁・ご飯」授業を提起する
      2. ライフヒストリー・インタビュー(インタビュアー:阿部隆幸)

    3. 参加者感想








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