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ポスター発表「村田先生」の記録

2010.03.05 Friday 21:24
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    1 通常学級に在席する特別支援が必要な子どもたち


    • 集中が続かない。
    • 多動傾向。
    • 算数が極端に苦手。
    • 学力に大きな差が・・・。

    そんな子どもたちをクラスの中に抱えて、日々(何か妙案はないか)と悩んでいた。

    2「学び合い」を始めたきっかけ


     クラスで担任として困りを抱えていた(特別支援が必要な)ある子の一言「阿部先生の社会がすっごく楽しい!」それを聞いて驚く。
    担任としては、当然気になる。(なぜ楽しいのか?)そういえば、クラスの子どもたちは、「阿部先生の社会」と聞くと、わくわくしている・・・。(いったいどんな秘密があるのだろう?)
    悩んでいたからこそ、その子の一言は自分にとって衝撃的であり、ショックでもあった。しかし、一体どんな授業をしているのだろうかと興味を持った。あの子が授業を楽しみにしているのだから・・・と、授業を見せていただくことにした。

    3 授業をみてびっくり!!


    • 子どもたちが勝手に席を立っている。
    • 教室内が騒がしい。
    • 先生は、子どもの周りをつぶやきながら歩いている。

    自分が知っている授業形態ではなかったため、とにかく驚いた。しかし、自分の授業の時とは別人のように生き生きと学んでいる子どもたちの姿がそこにあった・・・。そんな子どもたちが自ら学んでいるという現実を目の当たりにしながら、
    ☆ これは、なんとしてでもやらねばならない。
    ☆ あの子のこういう顔を、他の授業でももちろん自分の授業でも見てみたい。
    そんな風に、強く願うようになった。

    4「学び合い」以前の授業


     学び合いに出会うまでは、「教師主導」であった。教師というのは教えるのが仕事だと思っていた。また、「着席してなんぼ」だと思っていた。子どもは座って話を聞けることが大事であると思っていた。そして、授業のまとめはとにかく全員で行っていた。教え漏れがないように・・・と願う気持ちから「まとめは全員で」ということを続けていた。

    5「学び合い」をはじめるまでの不安


     大丈夫かなあ・・・。子どもたち、ちゃんと学習内容を理解できるのだろうか。果たして、うまくいくのだろうか・・・。

    6「学び合い」に挑戦!(算数)


     教師は、学環境を整えるのが仕事であり、「わかり方」にはいろいろあるということを知る。「知りたい」「語りたい」と自ら子どもたちが動き出すことによって、友達の意見に耳を傾け、「?」が「!」に変化していく。まとめは自分の言葉で行うなど、それぞれの形でよい。学び漏れがないようにとノート指導を行っている。

    たとえば(1)



    • 多動傾向があり、注意散漫。姿勢を保持するのが難しい。
    • 掘っておくとノートも取らない。耳からの理解が不得意。
    • 気分のムラがあって集中できない。

    というような子が・・・
    ☆ 席を立って歩けるから、多動が気にならない。
    ☆ 友達が一緒にやろうと声をかけてくれる。図で書く。
    ☆ 集中するときはする、息抜きも適度にしながら学習できる。
    →「ぼくにもできるんだ!」自己肯定感が高まる

    たとえば(2)


    • 算数が大の苦手。「きらい」「やりたくない」
    • 文章を読むのが苦手。
    • 授業中、ぼんやり・・・。テストの点数も・・・。

    というような子が・・・
    ☆ 話すことで、ちょっと分かってきた。
    ☆ 自分の速さで問題を解くことができる。
    ☆ 友達にその場で質問しながら学習できる。
    ☆ 算数、分かってきた!楽しくなってきた!
    ☆ 友達にも教えてあげたい!役に立てた!
    →「私もできるんだ!」自己肯定感が高まる

    9 「学び合い」は特別支援教育そのもの(1)


    「学び合い」の考え方=どの子も分かるできる
              =ユニバーサルデザインの授業
    ☆ 多様なわかり方に対応できる。
    ☆ 子どもたちの自己肯定感を高める。
    ☆ 自然に学習したくなる。やる気が出る。

    10 「学び合い」は特別支援そのもの(2)


    「学び合い」の目指すもの=人格の形成
                =人と折り合いをつける
    ☆ 友達と関わる体験が、十分にできる。
    ☆ コミュニケーション力が高まる。

    11最後に・・・


    多様な子どもたちが学級内にいれば、それだけで多様な学びが成立する。
    「全員がわかるできる」・・・それは、教師一人では絶対できないこと。
    多様な子どもたちがいてこその「学び合い」
    特別支援教育で悩む方はぜひ、「学び合い」を!

    <感想>


    発表の間、村田さんはキラキラしていました。
    村田さんの瞳からまるで(「学び合い」ってすごいんだよ!ぜひぜひやってみて!)という声が聞こえてくるかのようでした。
    「学び合い」との出会いから、取り入れはじめた様子、そして子どもの変容について話していただき、私も自然と話に引き込まれていきました。
    一番印象に残っているのは、村田さん自身の考え方の変容です。
    「子どもを変えたいから自分が変わる・・・。」
    今までの、自分の「当たり前」を見直し、思い切って実践した辺りの話は、とても共感が持てました。

    ちなみに、村田さんに「私もそれをやってみたい!」と思わせた阿部先生とは、東北青年塾代表の阿部隆幸先生だそうです。
    阿部先生が日頃「学び合い」とおっしゃっていたのは知っていました。
    しかし、実際どうやるのか、どんなものなのかということについては、知りませんでした。
    それに、私の中では「学び合い」といっても、なんだかぼやっとしていたし(私自身が「学び合い」ということに関して、あまりにも無知だったので)なかなか「やってみたい!」とまでは思ったことはありませんでした。
    ところが、村田さんの発表を聞きながら、(私もやってみよう!)という思いを持つことができました。
    (実際、少しずつやりはじめています)
    阿部先生の授業を見たり、実際に指導を受けたりしながら「学び合い」を進めている村田さんが本当にうらやましいなあと感じました。
    新鮮な話を聞くことができてすごく楽しかったですし、わくわくさせられました。
    時間があったらもっとノートを見せていただいたり、話を聞いてみたりしたかったです。
    (文責:東北青年塾「秋澤」)



    「第15回東北青年塾 記録」目次

    1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
    2. ポスター発表

    3. 阿部隆幸「模擬授業」
    4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
    5. 参加者アンケート

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