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堀多佳子「模擬授業」ふり返り

2009.10.11 Sunday 16:35
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    第13回東北青年塾pic1

    今回、「模擬授業」について堀先生、ご本人にふり返ってもらいます。

    ユニバーサルデザインの授業づくり 1


    1 スタートをそろえる
    休み時間終了後 全員の気持ちが学習に向かえるように注意をこちらに向けさせることから始めます。その手法として一番多いのは机上の確認です。これは授業開始後すぐに目標を書かせる場合が多いので全員が同時に書き始めることができるようにしています。教科書・ノートを開き鉛筆もノートの上に準備してある状態だとOKです。できている児童には机間を回りながら毎回誉めまくります。恒例になればなるほど認めて欲しいようで,6年生でもうれしそうな笑みを浮かべます。
    他に注意を喚起する方法としてはみんなが戻ってくる前に漢字ドリルや教科書を読み始めたり、フラッシュカードを提示して声出しをさせたりすることもあります。
    全員がそろったところで日直が号令をかけ授業がスタートします。

    2 授業開始時のパターンを決める。
    まず,毎回必ず黒板に日付・単元名・目標を書きます。これは全ての教科で行っています。
     この決まったスタートの仕方はこだわりを持ちやすい児童にとっては安心感を得ることができます。児童は単元名は導入時に書き,次からは日付と目標から書き始めます。
    つい書いてしまう児童のためにmarkマークをつけることもあります。

    3 授業の流れ(学習スケジュール)を明示する。
    目標を示したらその日の授業の流れを説明します。
    これは「授業の流れ」として黒板の右上に示しながら児童に確認しています。
    例 
    国語
    授業の流れ
    1 ミニテスト
    2 音読
      地獄読み
      範囲読み
    3 読み取り3段落    
      全体 班  全体


    算数
    授業の流れ
    1 問題理解
      全体
    2 課題解決
      班 全体
    3 練習問題 プリント2枚
      個人 班で確認


     これは1時間の授業に見通しを持たせるためです。
    どれだけやれば終わりなのかつまりゴールも明確になります。
    その際に一斉学習では「我慢」グループ(班)学習では「活躍」のようなめあても確認させます。班での課題解決の場面で大いに活躍できることを理解させれば一斉学習の場面で自己中心的な発言の仕方を我慢することができます。
    またグループ学習の時間は個別支援にも最適な時間となります。少しのヒントで理解できる児童は班内で学び合えるので,教師の支援を必要とする児童にはこの時間を利用して丁寧に支援します。授業の流れを確認することによってこの時間まで待てばよいことを理解しているので,分かりにくいところがあっても児童は安心して学習に取り組めます。

    ユニバーサルデザインの授業づくり 2


    1・個別の特性を前提に支援計画を立てる。
      *クラスにいる子にそれぞれにマッチした支援計画を立てる。 
     今回の模擬授業の設定は次のような児童が対象でした。
     A:授業に見通しが持てないと不安になる。
     B:知的好奇心は強いがすぐに解答を口にして授業を混乱させる。
     C:特に算数に遅れが見られ学習内容を理解するには個別指導を要する。

    2・学習過程の<文節>を意識する。
     *導入では何をして、展開では何をし、終末では何をするか。時間配分を示す。 
    今回は以下の4つに分けました。
       ◎約束(ルール)・目標・流れ確認の部分   
       ◎問題理解の部分
       ◎課題解決の部分
       ◎練習問題の部分

    ユニバーサルデザインの授業づくり 3


    1 フラッシュ教材の活用
    文章や式だけでは,なかなか理解できない児童のために視覚教具は必然となります。
    毎回教具はいろいろ作っていますが,
    6年算数フラッシュサイト(教育出版)
    http://homepage2.nifty.com/in/san/6/6nen.htm 
    のようなサイトは非常に便利です。

    2 主の問題に入る前にウォーミングアップをする。
    C児のような児童にとってはいきなり分数を使った文章題を提示されるとイメージできません。そこで私は必ず整数を代入して問題の場面をとらえやすくしてあげます。
    その時  全体量÷いくつ分=1あたり量  のような「言葉の式」も確認し
    整数の問題と共に黒板に提示しておきます。
    それによってC児も分数の式を立てることできます。

    3 課題解決・練習問題は班で行う。
    今回の課題は 「2/5÷3/4の計算のしかたを考えよう」でした。
    図を書かないと思考できない児童に限ってその図が書けない場合が多いので、図が書いてあるヒントカードを全員に配りました。
    班でその図に書き込んだり計算方法を工夫したりしてとにかく式の答えを出しそれから計算方法を考えて行きます。
    これを班ですることによって,B児は大いに活躍できます。また自分では考えつかない児童も友達のヒントによって思考を始めます。このようにすると個人での解決時間にするより空白の時間が減ります。
    練習問題も班内で行います。全員が解答を出したら確認し合います。違う解答があった場合はどれが正しいか検討します。最後に担任が正答を発表し答えの確認とします。時に班全員が解答に対して納得したら黒板にはってある解答で確認する方法もとっています。
    (時間が余った場合は問題を出し合う場合もあります。)
     

    本人による模擬授業をやってみての感想


    「ユニバーサルデザインの授業とはどういうものなのか。」世間一般の定義をまだ把握していないのに,今回の役割を自分から申し出てしまったので,とりあえず普段の授業で心がけていることをそのまま学習プランとして起こして模擬授業を行いました。
    参加者のみなさんがどうご覧になったかとても気になるところです。
    自分のコンセプトは「個に必要な支援を、全体へ施す」ことかと思います。要するに特別な支援が必要な児童への支援を全体へ行うわけです。私はそれが「ユニバーサルデザインの授業」と思っております。
     参加者のみなさんには個別の支援か全体への支援か分かりにくかったと思います。
    繰り返しますと個が安心して学べるため支援を全体へ行うとみんな分かり易く楽しい授業になるのだと思います。これは模索すればするほど授業づくりが楽しくなります。
    今回わけの分からない模擬授業をさせて頂いたことで私の教師熱がさらに高くなったことは確かです。おつきあいくださったみなさんありがとうございました。さらに研鑽に努めようと思います。



    「第13回東北青年塾 記録」目次

    1. 渡邉謙一 講座1「特別支援教育・発達障がいと学びにくさについて」
    2. 堀多佳子 模擬授業
    3. 田中博司 講座2「教室経営 学級経営 授業におけるユニバーサルデザイン」
    4. グループワーク
    5. 質疑応答
    6. 参加者アンケート


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