東北青年塾

東北から発信!よどんだ空気が変わる!明日の授業を楽しく知的なものに!


東北青年塾情報をツイッターで。ハッシュタグは「 #thsj
【第1回東北青年塾の記録】【第2回東北青年塾の記録】【第3回東北青年塾の記録】
【第4回東北青年塾の記録】【第5回東北青年塾の記録】【第6回東北青年塾の記録】
【第7回東北青年塾の記録】【第8回東北青年塾の記録】【授業づくりネットワーク東北2009Winterの記録】
2009年度東北青年塾の予定
【第10回東北青年塾の記録】【第11回東北青年塾の記録】【第12回東北青年塾の記録】
【第13回東北青年塾の記録】【第14回東北青年塾の記録】【第15回東北青年塾の記録】
2010年度東北青年塾の予定
【第16回東北青年塾の記録】【第17回東北青年塾の記録】【第18回東北青年塾の記録】
【第19回東北青年塾の記録】【第21回東北青年塾の記録】
2011年度(平成23年度)東北青年塾の予定
【第22回東北青年塾の記録】【第23回東北青年塾の記録】【第24回東北青年塾の記録】
【第25回東北青年塾の記録】【第26回東北青年塾の記録】
2012年度(平成24年度)東北青年塾の予定2012年度(平成24年度)東北青年塾の記録
2013年度(平成25年度)東北青年塾の予定2013年度(平成25年度)東北青年塾の記録
2014年度(平成26年度)東北青年塾の予定2014年度(平成26年度)東北青年塾の記録

岩瀬直樹先生講座「ライティング・ワークショップ、リーディング・ワークショップ」感想記録(前半)

2009.06.21 Sunday 08:00
0
    iwase1

    『作家の時間』体験ワークショップ
                  
     はじめに岩瀬さんが車で仙台に来るまでの経緯から講座が始まりました。
    なんと朝4時半に起きて東北に向かって出発してきてくださったとのこと。その岩瀬さんの講座を聴くことができ、大変幸せだなと感じました。

     次に岩瀬さんのクラスの様子を写真で紹介してくださいました。
    教室を生活しやすいように場所を改善するということで、掃除コーナー、パソコンコーナー、図書コーナー、作家コーナーなどがありました。その中で特に注目すべきは「図書コーナー」で、そこは、教室の一角に2畳のたたみをしき、こたつづくえがおいてあり、たくさんの本に囲まれたスペースになっています。子どもたちは、座ったり、寝転んだりしながら読書に熱中する写真もありました。

     そして岩瀬さんの学級活動の中でのお掃除プロ制度、会社活動について紹介がありました。
     その意義として「安心して学べる場、ポジティブな人間関係を作るための土台」「自分のコミュニケーションの強化」などがありました。
     岩瀬さんは、「日常の授業」を通しての活動と「クラスづくり」の活動のサイクルを回すと図で示しました。常にクラスの中に自分の居場所があって安心できる場であることは作家の時間を行うにあたって重要なことだと思います。それがなければ、子どもたち同士で高め合うことができないのだと思いました。

     また、職員研修についても話がありました。
    「月曜日に来たくなる職員室づくり〜全員参加の校内研修〜」
    ということで、ワークショップで校内研修も行っているとのこと。
    教職員が変わることで学校全体が変わることになると感じました。


     そしていよいよ「作家の時間」の中身の話に入ります。

    1、概要を知る。


     目的は、よりよい書き手を育てるため、書くことが好きになるため。
     手立てとして、
    • 主体的に書きたいことを書きたいように書く。
    • 作家の仕事をリアルに体験すること。
    • 友達との読み合い、教え合い、励まし合い、高め合い。多様な読者がいる。


     1時間目は作文を隠しながら書いている子も2.3時間目には堂々と書いているとのこと。以前先生だけのために書くというスタンスがあったが、次第に友達に読んでもらうという相手意識が出てくるそうです。

    作家の時間の流れ 1 ミニレッスン
             2 書く時間(カンファレンス)
             3 共有の時間

    作家のサイクル
     材料集め→下書き→修正→校正→清書・出版

    子どもには自分が今どの位置で、友達がどの位置なのかがわかりやすいように、コルクボードにピンで示しているのがありました。

    2、実践


     ここから参加者も作家として、実際に書く作業が始まりました。

    1. 題材集め
       見たこと、聴いたこと、したこと、気づいたこと、考えたこと、思ったこと、感じたことを思いつくままに箇条書きで書いていく。
       テーマは「昨日一日と今日起きてからここに来るまで」
       3分で書き出した。

       次に2人組でノートを見せあい、質問し合う。

       そして自分で何を書くかテーマを1つ決める。
       子どもを相手にした場合は、寄り添って相談し、決まらなくても待つことが大切。人に伝えるのはうれしいことだから。

    2. 下書き
       下書きをノートの左側に書く。右側にはアドバイスや付け足したいことを書くので空けておく。20分間。
      (岩瀬さんのクラスの子どもの作文2本聞いた。ジャンルの紹介もあった。)

    3. 修正
       2〜3人の人と下書きを交換し合って読み合う。
      大切な友人アプローチ
      1. わからないところを質問する。
      2. よいところを具体的にほめる
      3. 改善点を質問の形で伝える。
      4. 愛を込めたファンレターを送る。
       

       これを参考に、2〜3人で読み合い、それぞれの作文について話し合った後、ふせんにかいたファンレターを渡した。

       途中でミニレッスンについて話があった。擬態語を使ってみることや比喩を使ってみることなど、作文の技術となることを教える時間。学習指導要領に示されたものも含まれる。毎回増やしていくので子どもたちにわかるように模造紙にまとめていつでも見られるようにしておく。

    4. 校正
       書く時間とカンファレンスは、教師は指導者である前によき読者に。悪い所に目がいきすぎだが、教えすぎない、伝えすぎないこと。

    5. 清書・出版
       みんなの前で読んで発表することで出版としたり文集を発行したりすること。
       3人で1グループになり、発表し合う。岩瀬さんのクラスでは、作家のいすという特別ないすを用意し、発表のときだけ使うそうである。
       1人が発表しているとき、2人は聞いて拍手をする。発表が終わったらファンレターを書いて送った。

       グループでの発表が終わったら、全体の前で発表する。
       参加者を代表して佐々木さんが作家の椅子に座り、発表。
       かわいい甥っ子についての作文に一同笑いに包まれる。
       みんな一人ひとりがファンレターを書き、一言添えて渡した。


    <感想>


    誰もが書きたくなり、みんなに読んでもらいたくなる
    時間になっているのが、とてもすばらしい取り組みだと思いました。伝えたい、表現したいという子どもたちの本来の姿を引き出すことができるのが作家の時間だとわかりました。今回この手立てが学べて、本当に有意義な時間を過ごすことができました。
     私も作家のひとりとして、書く作業を楽しみたいと思いました。ありがとうございました。

    (文責:東北青年塾「西塔」)



    「第11回東北青年塾 記録」目次

    第1部 岩瀬直樹先生講座「ライティング・ワークショップ、リーディング・ワークショップ」
        〜「書くこと・読むこと」が好きになる教え方・学び方〜


    1. 講座感想(前半)
    2. 講座感想(後半)

    第2部 阿部隆幸・岩瀬直樹【対話型インタビュー】「岩瀬直樹実践の特徴とその由来」


    1. 感想記録




    第11回東北青年塾の記録 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

    コメント

    | jordan 11 | 2018/04/07 5:10 AM |

    コメントする










    この記事のトラックバックURL

    http://seinenjuku.abetaka.jp/trackback/1192967

    トラックバック