東北青年塾

東北から発信!よどんだ空気が変わる!明日の授業を楽しく知的なものに!


東北青年塾情報をツイッターで。ハッシュタグは「 #thsj
【第1回東北青年塾の記録】【第2回東北青年塾の記録】【第3回東北青年塾の記録】
【第4回東北青年塾の記録】【第5回東北青年塾の記録】【第6回東北青年塾の記録】
【第7回東北青年塾の記録】【第8回東北青年塾の記録】【授業づくりネットワーク東北2009Winterの記録】
2009年度東北青年塾の予定
【第10回東北青年塾の記録】【第11回東北青年塾の記録】【第12回東北青年塾の記録】
【第13回東北青年塾の記録】【第14回東北青年塾の記録】【第15回東北青年塾の記録】
2010年度東北青年塾の予定
【第16回東北青年塾の記録】【第17回東北青年塾の記録】【第18回東北青年塾の記録】
【第19回東北青年塾の記録】【第21回東北青年塾の記録】
2011年度(平成23年度)東北青年塾の予定
【第22回東北青年塾の記録】【第23回東北青年塾の記録】【第24回東北青年塾の記録】
【第25回東北青年塾の記録】【第26回東北青年塾の記録】
2012年度(平成24年度)東北青年塾の予定2012年度(平成24年度)東北青年塾の記録
2013年度(平成25年度)東北青年塾の予定2013年度(平成25年度)東北青年塾の記録
2014年度(平成26年度)東北青年塾の予定2014年度(平成26年度)東北青年塾の記録

八巻寛治先生ミニ講座「みんな納得、気持ち理解のアラカルト」感想記録

2009.04.14 Tuesday 04:43
0
    八巻10

    Q−Uのアンケートを定期的(例えば学期に一度など)にとり、結果を活用し集団づくりにいかしている。
    T:この前のアンケートの結果を、表にしてみたよ。縦がふわふわ得点で、横がチクチク得点だったよね。結果をみてどうかな?
    C:ふわふわ得点が低い。
    クラスに満足していない人が多い。
    ひとりぼっちの人が多い。
    T:みんなの前ではニコニコにているんだけど、どうすればふわふわ得点があがるかな?
    C:みんなで遊ぶ。
    T:どうすれば、みんなで仲良く遊べるかな?

    定期的にQ−Uのアンケートを取り、結果を提示しながら、集団づくりのための意欲付けや、方向付けをしていく。例えば、「みんなが納得できるルールをつくってみたら?」「一人ひとりの関係をよくするために、みんなができることはないかな?」など。

    【自分の気持ちを相手に伝える】


    強く意思表示できる子と、なかなかできない子が、けんかをしたときを例に。ロープをけんかした子どもの体に結ぶ。ロープは、心理的な距離を表す。まず、教師はなぜけんかになってしまったのか話を聞く。しかし、なかなか自分の言い分や思いを、言葉にできない。そんなときに、ロープを使い、けんかをしたことで心の距離がどのくらいできてしまったのかを、子どもが自分で表せるようにする。
    お互いの言い分があること、それを言葉にしないと伝わらないこと、がんばって伝えていくことを、感じ取ることができる。感情の違いをどう言葉に表すか、そのトレーニングを積み重ねていくことを大切にしていく。

    【過剰適応の子どもたちへのかかわり】


    教師に合わせてしまったり、自分の気持ちを本音で言えなかったりする、過剰適応の子どももでてくる。そのようなときには、機会をみて個別に面談をして、話を聞く。「嫌なことはないか。無理していることはないか。」など。自分の気持ちを本音で語れるように、教師からはたらきかける。悩んでいつことや困っていることがあれば、これからどうすればいいかを一緒に考えていく。過剰に適応してしまう子や、不登校の子に多いのが、仲間に入るときの声かけや、嫌なことを嫌だと断ることができないことであると八巻先生はおっしゃっていた。
    また、個別に指導したり、話したりする際には、複数の教師で対応する、友達に同席してもらう、教室の扉を開けておくなど、誤解されないよう配慮する必要があるとのことだった。

    Q&A


    Q1.Q−Uのデータの見方は、子どもや保護者にも教えるのか?
    A .子どもたちには、データの実際の言葉はふせて見せている。代わりに、「ふわふわ得点」「チクチク得点」という言葉を使っている。学級懇談や個別懇談で、保護者にも同様に見せている。
    Q2.保護者から、我が子の詳しい結果を聞かれたりしないか?
    A .個別懇談などで、子どものアンケート結果を見せ、子どもが今どういう気持ちでクラスにいるのかを話している。その上で、個別の対応法や、学級全体としてどう取り組んでいくかなどを伝えている。
    Q3.Q−Uは、特に荒れているクラスで活用しているのか?
    A .荒れていなくても活用し、定期的にアンケートをとっている。

    記録者感想


    クラスの一人一人が、今学級についてどう感じているのかを、アンケートの結果として提示されることは、子どもたちにとって視覚的にも分かりやすいと思いました。お互いがお互いを理解するための意欲づけが、年間を通してできると思いました。
    「自分の気持ちを表に出す」大切なことですよね。うちのクラスにも、友達に言われると断れない子ども、たくさんいます。自分の気持ちを伝える機会を、意識的につくっていきたいなと思いました。
    Q−Uの結果に極端に左右される教師や、ソーシャルスキルトレーニングの弊害という話は、自分でも気を付けなければいけないと思いました。「効果的だ」「とてもいい」というような話が先行し、ある種のブームになってしまって、必要もないのに取り入れることで、逆に子どもたちが不適応をおこしたり、傷ついたりするのでは、本末転倒だと思いました。その実践の本質を、実践する私たちが理解し、目の前の子どもたちの実態を把握して取り組んでいかなければと思いました。
    ありがとうございました。 

    (文責:東北青年塾「正木」)



    「第10回東北青年塾 記録」目次

    第1部 子どもとの付き合い方を考える講座


    1. 高橋章先生レポート発表「インターネット掲示板の危険性について実感を伴って学ばせる」感想記録
    2. 八巻寛治先生ミニ講座「みんな納得、気持ち理解のアラカルト」感想記録
    3. 秋澤美加子先生模擬授業「子どもと楽しむ裏ワザタイム」感想記録

    第2部 野口晃男先生講座「子どもの内面を理解するための考え方」


    1. 講座感想記録

    第3部 上條晴夫・野口晃男【対話型インタビュー】「野口晃男実践の特徴とその由来」


    1. 感想記録




    第10回東北青年塾の記録 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

    コメント

    コメントする










    この記事のトラックバックURL

    トラックバック機能は終了しました。

    トラックバック