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高橋章先生レポート発表「インターネット掲示板の危険性について実感を伴って学ばせる」感想記録

2009.04.14 Tuesday 04:33
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    高橋レポ10
    以下のような内容のレポートを発表された。

    「インターネット掲示板の危険性について実感を伴って学ばせる」

    1 単元の目標
     インターネットのルールやマナーの重要性を知る。

    2 実施領域・時数
     総合・全2時間

    3 実施学年
     第六学年

    4 授業の流れ

    【第1時】電子掲示板の使い方を知り、発信受信を実際に体験する。
    ジャストスマイルシステムの「つたわるネット」を使い、電子掲示板の使い方を体験する。書き込みのテーマは「 6年生最後のお楽しみ会」である。

    【第2時】3 つのコミュニケーションのロールプレイを通して、発信する際に気をつけることを提案する。
    (1)直接会って話す場面のロールプレイをする。「私は木村拓哉と言います。 28歳です。山形に初めてきたのですが、スキーを習いたいのです。どこへ行けばよいか教えてくれますか ?」と聞いてきた男性への受け答えを体験させる。聞いている人も含め、全員に「顔・年齢・性別・話の内容が信じられるか」という 4観点をワークシートに記入させる。

    (2)電話で話すロールプレイをする。同級生を装って元級友の電話番号を聞き出そうとする人への対応を体験させる。衝立や電話を準備するなどの場の設定を行う。ここでも (1)と同じ観点でワークシートに記入させる。

    (3)実際に電子掲示板に匿名で書き込ませる。「好きな芸能人について」や「好きなテレビ番組について」などテーマを与え、テーマについて自由に書き込ませる。掲示板が荒れない時には教師が荒らし役になる。 (1)と(2)と同じくワークシートに書き込ませる。

    (4)班毎に互いの受け止め方を情報交換し、共感させた後、全体で話し合いをする。

    (5)インターネットで情報を発信する際の心構えを一つだけ決めさせて、本時のふり返りを記入させる。


    高橋先生のレポートは情報モラルの授業実践についてのものだった。
    ここでは、授業の流れでは高橋先生の実践を聞いて考えたこと3点述べたい。

    1 教師の思い描くビジョン


     高橋さんは授業を行うに当たって、「インターネット掲示板を正しく使ってほしい」という明確な問題意識があった。そして、「この場面では子供たちにこうしてほしい」という期待する行動例も明確にもって授業に臨んでいた。それゆえに、場面設定がごくごく具体的で場面設定が実生活に近いになったのだと思う。
    ただ単に、カリキュラムにそって授業に臨むのではなく、高橋さんのように明確なビジョンをもって問題場面を具体的に設定し、そしてその場面で子供たちに「どうしてほしいのか」を教師が思い描いて授業を展開することの重要性を改めて認識することができた。

    2 ロールプレイ


    高橋さんの授業ではロールプレイを取り入れていた。
    3つ場面でのロールプレイであった。
    1. 「道を聞く人への対応」を対面で行う。
    2. 「同級生を装い、他の同級生の電話番号を聞き出そうとする人物への対
      応」を電話で行う。
    3. 「電子掲示板を使っての会話」を実際に電子掲示板を使って行う。

    電子掲示板だけを扱った実践は参観したことがあったが、1時間のうちに3つ体験させることでそれぞれの違いを学ばせていた。それぞれを体験させ、比較させることで得られる情報や信憑性の違いを実感させ、とらえさせることができていた。電子掲示板を使ったことのない児童が大半を占めるクラスに実感をもって掲示板の留意点を学ばせる予防的な指導方法として大変有効だった思う。

    3 教師の介入


    高橋さんの授業ではロールプレイに介入していた。例えば、電子掲示板に自ら参加して子供たちの荒らしを煽っていた。情報モラルだけの指導にあてられる時間はごく限られている。その中で必要なことに気付かせ、学ばせていくためには、授業の中で教師が柔軟に対応し、問題場面を作っていく場面も必要だと感じた。これができたのも1で述べた高橋さんの授業への明確なビジョンがあったからだと思う。

    私の学校では道徳の副読本に追加された情報モラルの部分を利用し、指導していくことが決まっている。ただ単にカリキュラムをこなすのではなく、高橋さんのように子供に「こうなってほしい」という思いをもって授業に臨んでいきたいと思う。

    Q&A


    Q「参考にしたいと思ったが不安になってきた。気をつけようと思う子もいるが、一方で興味のなかった子を触発することにはならないのか。」
    Aそれ(興味を示すこと)らしきことを書いた人もいたが、担任と一緒に話をした。寝た子を起こすの考えではだめだと思う。これからのネット社会を生きていくためには必要な力。」
    Q「感想ですが、ネットに関する子供がする悪い情報も教師の耳に入りやすくなる。また、今後教科で生かすことも必要だと思う。例えば社会科で遠隔地と掲示板交流するなど掲示板のよい面にも気付かせていければよいのではないか。」

    (文責:東北青年塾「武田」)



    「第10回東北青年塾 記録」目次

    第1部 子どもとの付き合い方を考える講座


    1. 高橋章先生レポート発表「インターネット掲示板の危険性について実感を伴って学ばせる」感想記録
    2. 八巻寛治先生ミニ講座「みんな納得、気持ち理解のアラカルト」感想記録
    3. 秋澤美加子先生模擬授業「子どもと楽しむ裏ワザタイム」感想記録

    第2部 野口晃男先生講座「子どもの内面を理解するための考え方」


    1. 講座感想記録

    第3部 上條晴夫・野口晃男【対話型インタビュー】「野口晃男実践の特徴とその由来」


    1. 感想記録




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