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上條晴夫・赤坂真二【対話型インタビュー】「赤坂真二実践の特徴とその由来」感想記録

2009.02.17 Tuesday 05:28
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    上條赤坂対談

    第2部の赤坂先生の素晴らしい講座の興奮冷めやらぬ雰囲気の中、上條先生と赤坂先生の対話型インタビュー「赤坂真二実践の特徴とその由来」が始まりました。


    上條先生:赤坂先生の実践の由来を聞いてみたいと思います。小学校の先生はいつからいつまでやっていたのですか。
    赤坂先生:昨年(2008年)3月31日まで、19年間教員をやっていました。その間、2年間現職のまま大学院で学びました。

    上條先生:赤坂先生の話を聞いていて、赤坂先生の実践の特徴は次の3つ
    1.Q−U  2.陽気な働きかけ  3.クラス会議
    だと思ったのですが、これを見ていかがですか。
    赤坂先生:Q−Uは私が考えたことではないのでいいのですが、陽気な働きかけは少し恥ずかしいですね(笑)クラス会議は何でも喜んでお話します!

    1 Q−Uについて


    上條先生:Q−Uは年に何回行っているのですか?
    赤坂先生:年4回です。

    上條先生:年4回というのは多いと思うけど、何か始めたきっかけや、やろうと思った決意はあったのですか?
    赤坂先生:クラスの「所属感」を高めるためのプログラムとして、クラス会議を行いたいと思っていました。しかし、当時(1998年ごろ)は、「所属感」という言葉が心理学の言葉としてきちんと定義されていませんでした。Q−Uで集団に属するメンバーの満足感をはかることで、クラスの所属感をはかれるのではないかと考えたことがきっかけです。

    上條先生:学級づくりをするために、Q−Uを採用したということですか?
    赤坂先生:当時は、クラス会議などの話し合い活動や特別活動自体の成果が、あまり立証されていませんでした。それをはっきり示すのが、Q−Uなのではないかと思ったんです。

    上條先生:学級の子どもを見守るため、見取るためにQ−Uを使っているのですか?
    赤坂先生:Q−Uはクラス会議の効果を示すための手だての一つです。一番は自分の見取りを信じています。Q−Uはその次で、Q−Uでその子を見取ることはまずありませんでした。第2部の講座でもお話したように、自分の主観による見取りが土台となっています。

    上條先生:土台に見取りがあるということですが、自分の見取りには昔から自信があったのですか?
    赤坂先生:それは多くの子どもたちから学びました。私は、自分ではいろいろな実践をたくさんしていて、子どもたちに好かれていると思っていました。しかし、子どもたちは始業式の担任発表のときに、持ち上がりを喜びませんでした…。そのときに、子どもに好かれていないことに気がつきました。自分のやり方ではいけないことを、特に高学年の女子や、やんちゃな男の子たちから学びました。人間関係づくりの大切さを学びました。

    上條先生:学力が高い人ほど、人間関係力が低いというデータもありますが、赤坂先生自身はいかがでしたか?
    赤坂先生:個人と関係を築くのは得意な方だったと思います。しかし、集団となると苦手でした。
    若いころは、良い授業をすれば、優れた授業を追試していけば、良い子どもたちが育つと思っていました。しかし、そうではないことに気づいたんです。

    2 陽気な働きかけについて


    上條先生:講座でもそうでしたが、ギャグや話し方、言い回しなど、教室でも日常的に陽気な働きかけをしているのですか?
    赤坂先生:昔はもっと静かだったと思います。卒業させた子どもから、「先生はいい先生だったけど、朝はしかめ面だったよね。」と言われて、いつも笑顔でいようと心に決めました。担任にナイフをつきつけるような男の子がいるクラスを受け持ったときには、その子と目が合ったら必ずニコッと笑うようにしていました。

    上條先生:その話を聞いても思うのですが、先生はやり通すと決めたことはとことんやりますよね。
    赤坂先生:それだけ危機感を持ってやっていたということだと思います。自分が崩れてしまったら、子どもたちも一緒に崩れていってしまうからです。ニコッと笑うことや、クラスのボスのような女の子ととことん遊ぶなどしていましたね。

    上條先生:赤坂先生は、路上漫才なんかもなさっているんです。それは学級づくりに何か関係があるんですか。
    赤坂先生:それはありません。個人的にやっているものですが、始めたきっかけは、ある一人の先生との出会いがきっかけです。

    上條先生:先生との出会いが自分を大きく変えることはあると思います。その先生との出会いはいつ頃ですか。
    赤坂先生:平成8年くらいです。先生と出会ったことで、教室でも(ギャグや着ぐるみなど、笑いをとるようなことを)「やっていいんだ!!」と自分の中のエンターテイメント性が開花したんです。(笑)
    子どもの前に立つチャンス、ステージを与えられたのだから、演じきる、やりきらないと!と思ったんです。

    上條先生:モラルを崩すことにはなりませんか?
    赤坂先生:つっこみ役を育てることですね。自分の暴走を止める子どもを育てることです。

    3.クラス会議について


    上條先生:クラス会議というのは、赤坂先生の実践の核だと思うのですが。
    赤坂先生:採用一年目から憧れがありました。自分が小学校の時に担任だった先生が、クラスの問題などを話し合う実践をしていたからです。5・6年の時に担任橋本定男先生です。
    しかし、橋本先生の実践は当時マニュアル化されていませんでした。自分が実践しても、子どもたちがなかなか追いついてきませんでした。

    上條先生:赤坂先生のお話を伺って、先生の教師人生でのターニングポイントは平成7・8年くらいなのではないかなと思います。そのころ、アドラー心理学などが流行りましたよね。
    赤坂先生:そのころ、私は荒れている学級を立て直して、自信をもっていました。不登校の子が、自分が担任すると学校にきたりして、不登校のことで悩んだことはありませんでした。しかし、不登校になりそうになった子が出てしまって、自分のやり方ではダメなのだと気がつきました。そして、アドラー心理学を勉強しまじめました。そのころクラスミーティングが紹介させた時期でもあります。

    上條先生:今日は赤坂先生の人生の中で、どうしてその実践が誕生したのか、そのゆえんを、探ってみようということでお話を伺いました。ありがとうございました。


    感想


    優れた授業を追試しただけでは、子どもたちは育たないという言葉が印象的でした。第2部でのお話でもありましたが、優れた実践の根底をしっかり自分で理解していないとうまくいかないというお話に、なるほどと思ってしまいました。私は「いいな」と思ったことを、そのまま試して失敗することが多く、自分できちんと理解していなかったんだと気づきました。もっと自分で学ばなければと思いました。
    第3部では、第2部の熱い講座の根底を垣間見ることができました。私も、問題のないクラスではなく、問題を自分たちで解決できるクラスづくりを目指したいと思います。ありがとうございました。

    (文責:東北青年塾「正木」)


    「第8回東北青年塾 記録」目次

    第1部 学級経営の基盤を探る講座


    1. 遠藤安孝先生講座「子ども一人一人が安心できる学級環境づくり〜プロジェクトアドベンチャーの手法を取り入れて〜」感想記録
    2. 米望久美子先生講座「会話において必要となる基本的な技術〜ソーシャルスキルトレーニング〜」感想記録
    3. 「堀多佳子先生講座「〜子供の個性が光る〜自由編成方式係活動の盛り上げ方」感想記録

    第2部 赤坂真二講座「学級をつくるということ」


    1. 講座感想記録

    第3部 上條晴夫・赤坂真二【対話型インタビュー】「赤坂真二実践の特徴とその由来」


    1. 感想記録

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