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堀多佳子「構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ@上学年向」講座感想記録

2009.09.09 Wednesday 06:03
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    堀12

    アイスブレイクで行ったアクティビティ

    ★1 メイク ア サークル


    1. ジャンケンをする。
      1. 3回勝った順に並ぶ。
      2. 3回負けた順に並ぶ。

    2. 名前の50音順に円に並ぶ。自己紹介して確認
    3. 無言で並ぶ。ジェスチャーあり
        *言葉を使わずに言いたいことを伝え合う活動です。
      1. 生まれの月日1月1日先頭     確認
      2. 小さな動物順          確認


    ふり返りのヒント
    • しゃべらずにどのように並び順を決めていきましたか?
    • 理解し合えたとき,どんな気持ちでしたか?
    • 自分が考えていることを相手に伝えるために大切なことは何?


    ★2 ペア&ペア


    1. ハンドシェイク(握手)をたくさんの人とする。
      「ストップ」の声で相手を確認。→ハンドシェイクのペアになる。
    2. 同様に○アウチ(人指し指をくっつける),○ハイタッチのペアを作る。
      3人の相手以外の人とペアになる。
    3. 釣り人と魚役を決める。
      リーダーが「ハンドシェイク」「アウチ」「ハイタッチ」「釣り」などと言ったらその相手とそれぞれの形でペアになる。


    ふり返りのヒント
    • ペアになるとどんな気持ちでしたか?


    ★3 よろしくバスケット(フルーツバスケットの要領で)


    • 聞きたいことがある人が手をあげる。(鬼は無し)
      • 「今日の朝はパンを食べた人。よろしく。」
      • 「カレーよりラーメンの方が好きな人。よろしく。」
      • 「給食のメニューを必ずチェックしてから学校に来る人。よろしく」etc
      • ラスト「自分のことが好きな人。よろしく。」


    ふり返りのヒント
    • 自分と似ている人はいましたか?
    • みんなが移動した質問はなんだったかな?
    • おもしろかった質問は何でしたか?


    いよいよ上学年向けの本格的なアクティビティ

    ★7 E・T


    割り箸をお互いの人指し指で押し合い,目を閉じて立ったり動いたりします。
    指先に集中して相手の様子を感じ取りながらリレーションを促進します。
    準備:割り著クラスの人数分
    • インストラクション
      • 『ペアやグループになって割り箸で相手の様子を感じとるE・Tをします。』
      • 『割り箸をお互いの人さし指で押し合い、立ったり座ったり、動いたりします。』

    • エクササイズ
      • 『初めは目をあけたままE・Tをします。立って見て下さい。すわります。』
      • 『今度は目を閉じてやってみます。自分たちで立ったり座ったりしてみましょう。』
      • 『グループで挑戦してみましょう。』

    • シェアリング(ふり返り)


    ふり返りのヒント
    • 上手くたったりすわったりできましたか。
    • どんなことに気をつけてやりましたか。


    ★8 なんだなんだ班会議


    1. インストラクション
      『これから先生が手に隠して持っているチョークの色をインスピレーションで当てるゲーム をします。班のみんなで相談して色を決めたら声をそろえて答えます。』
    2. エクササイズ
      1. 教師が持っている4種類のチョークの色を確かめる。
      2. 「なんだなんだ班会議」と全員で大きな声で言う。その間教師はチョークを持った手を後ろに隠しておく。
      3. 後ろ手のまま一本選んで手をグーにして持ち手を前に出しながら『何色だ』と叫ぶ。
      4. グループですぐに相談して,決まったら「きーまった!」という。(グループ分ホワイトボードがあればそれに書かせる。)
      5. 教師が『いーっぱん!』と言ったら全員で調子よく「あーか」などと答える。教師は右手で黒板に班毎の答えを書く。
      6. 全部の班が言い終わったら『正解はこれだ!』と見せる。

    3. シェアリング(ふり返り)

        
    ふり返りのヒント
    • みんなの考えをまとめてくれた人はだれですか。
      みんなの考えを出し合って決めるとどんな気持ちですか。


    ★9 二者択一 (どっちをえらぶ)


    1. インストラクション
      『これから2つの物を黒板に書きます。2つのうら必ずどちらかを選んで用紙に書いて下さい。理由も書いて下さい。』
      『全員が書き終わったら,グループで発表し合います。』
    2. エクササイズ
      1. 全員に用紙を配る。
      2. 黒板に選択する言葉を書く。
      3. どちらかを選んで用紙に記入させる。選んだ理由も書かせる。
      4. グループになって,選んだ物と理由を発表し合う。

    3. シェアリング(ふり返り)


    ふり返りのヒント
    • グループの友達の選択と自分の選択の似ているところ違う所に気付き,感想を発表し合う。
    • グループで発表するとき
      「ぼくは○○を選びました。理由は・・・だからです。だから○○を選びました。」        と話の型を決めておくと意見発表のスキルとして効果が上がる。
      また,聞き方も次のように指導しておくとよい。
      『話している人を見て.領いてあげたり,理由に納得したら「などほど!」
      となるほどコールを送りましょう。』


    ★10 SST 上手な気持ちの伝え方(アサーティブメッセージ)


    ■授業の流れ
    1. 次の台詞を見せ誰が言ったのかを考えさせる。
      『これから3枚の台詞を見せます。ドラえもんの登場人物の誰かが言いました。1枚ずつはっていきますが,黙って目で読んでいってください。』
      A 新しいおもちゃを持ってるな。見せてみろ。
      B うわあ、スネ夫 すごいおもちゃ持ってる。いいなあ。でもぼくなんかに見せてくれないよなあ。
      C まあ,すてきなおもちゃね。私一度でいいからこういうので遊んでみたかったの。スネ夫さんの都合のいいときでいいから貸してね。
    2. 答えを確認し,キャラクターのAジャイアン Bのび太 Cしずかちゃんの伝え方の印象を話し合う。
      A わがまま 自分のことばっかり いじわる らんぼう
      B 弱い 頼りない ぐちぐちしてる
      C やさしい さわやか 相手のことを考えている
    3. 本時の目標を伝える。
      『今日は相手も自分も気持ちよくなる言い方を考えます。』
      『その言い方を アサーティブメッセージ(さわやか)と言います。』
      『アサーティブメッセージと言える話し方をしているのは誰でしょう。』
      しずかちゃんであることを確認し,他の2人に言い方は
      Aジャイアン 攻撃的(らんぼう)型
      Bのび太 非主張的(もじもじ)」
      と説明する。
    4. シナリオを考えてロールプレイをする。問題場面を提示する。
      カードにそれぞれ記入する。
      グループ毎に役割を決めて合計4回ロールプレイをする。
      一番キャラクターにあった台詞を選んでグループ毎に発表する。
      自己決定させる。
      自分だったらどんな話し方をするかを考えて記入する。
      ふり返りをする。
      感想を書き,発表する。


    【参考文献】
    • エンカウンター学級づくりテキスト 明治図書
    • 心ほぐしの学級ミニゲーム集 八巻寛治 小学館


    講座を振り返ってみての感想


     「メイク ア サークル」では,知らない先生方の集まりでしたがすぐに和気あいあいとした雰囲気になりました。学級開きや学期のはじめなどうってつけの活動と言えそうです。
     「ペア&ペア」ではハンドシェイクやアウチなどを行っているときはもちろん楽しそうにやっていますが,リーダーの合図でペアになったときの参加者の先生方の「あっ,いたいた」というぱっと明るい笑顔が,本当にほっとした安心した顔になっていました。安心感を味わいとても心地よくなる活動でした。
     「よろしくバスケット」ではフルーツバスケットの要領なので,だれでもすぐに参加できます。今までは鬼を決めてやっていましたが,今まではどうしても負けて鬼になったイメージがありましたが,聞きたいことがある人が手を挙げて聞くというのは,ある意味で画期的だと思います。お互いに「こういう人なんだ」ということも楽しみながら分かるし,自分と同じの人もいて共感が持てます。最後の「自分のことが好きな人。よろしく。」でみんな和んで終了となります。
     「E・T」ではおもしろい動きを取り入れながら,相手のことをよく考えながらというのを具体的に体で表すことができます。「思いやりってこんなのなんだ」ということに気づくことができました。
     「なんだなんだ班会議」では簡単な直の色当てですが,みんなの考えをまとめようという意識がゲームを通して芽生えてきます。みんなで正解すれば連帯感もわくし,みんなではずれても和やかな気持ちになりました。
     「二者択一」では選ぶ理由を話し合うことでお互いの考えを認めてあげることができます。
    「上手な気持ちの伝え方」では,ドラえもんのキャラクターになって役割分担をしながら台詞を言うことで,お互いの気持ちを考えることができます。特に否定的な意見や多少乱暴な意見があっても,スネ夫やジャイアンのキャラクターとして演じることで,あとに尾を引かないように役割を演じることができ,効果的でした。
     全体を通して,堀先生のテンポのよい進め方で参加者の先生方も笑顔が絶えず楽しく参加されていました。このようないくつもの引き出しをお持ちの堀先生に感服すると同時に,堀先生のクラスの子どもたちは,毎日の学校生活をとても楽しく明るく過ごしているんだろうなあ,と思いました。1つでもこのようなスキルを身につけ,明るく楽しいクラス作りに取り組んで行きたいと思ったところでした。

    (文責:東北青年塾「後藤」)



    「第12回東北青年塾 記録」目次

    開会



    第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


    1. 武田直樹「下学年向」
    2. 堀多佳子「上学年向」

    第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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    武田直樹「構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ@下学年向」講座感想記録

    2009.09.07 Monday 06:00
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      武田12

      ★じゃんけん列車


      :クラスの色々な友達とじゃんけんを通じてふれあい、集団としての緊張感をほぐすことができます。

      〜ルール〜
      1. ペアでじゃんけんをし、勝った方が前、負けた方は勝った児童の肩に手をのせる。
      2. ペアとペアがじゃんけんをし、勝ったペアが前、負けたペアが後ろにつき、4人グループをつくる。先頭の人が大将になる。
      3. じゃんけんするチーム内で順番を決める。ただし、大将は必ず最後。
      4. チーム同士でじゃんけんの勝ち抜き対戦をする。じゃんけんをしている人以外は前の人の肩をつかみ、勝てるようにパワーを送る。
      5. どちらかの大将が負けたら対戦終了。


      〜振り返り〜
      「自分がじゃんけんをしているときはどんな気持ちでしたか。」
      「友達がじゃんけんをしているときにはどんな気持ちでしたか。」
      「大将がじゃんけんをしているときはどんな気持ちでしたか。」

      (参考文献 『エンカウンターで学級が変わる』 國分康孝 図書文化)

      ★フラフープ輪投げ


      :仲間と協力して活動する楽しさを味わうことができます。

      〜ルール〜
      1. 四人組を作り、フラフープを投げる順番と、最初に的になる児童を一人決める。
      2. 一人が的の役になり、投げるラインから離れた場所(最初は2〜3mでよい。)に立つ。
      3. その児童めがけてフラフープを投げる。
      4. 成功した人は的役の人の側に行き、一緒に一つの的になる。もともと的役だった児童はそのまま的役になる。的の数が増えるのではなく、二人で一つの的、三人で一つの的、四人で一つの的・・・というように一つの的がどんどん大きくなる。
      5. 最後の一人が的にフラフープを入れたら終了。


      〜振り返り〜
      「最後のフラフープが入ったときはどんな気持ちでしたか。」
      「的役になった人はどんなことを考えましたか。」
      「投げる人はどんなことに気をつけましたか。」


      ★風船トス


      :仲間と協力して活動する楽しさを味わい、相手を思いやる気持ちを育てることができます。

      〜ルール〜
      1. 六人組を作り、一つの風船を、落とさずに全員がトスしていく。
      2. 一つができたら風船の数を増やす。


      〜振り返り〜
      「どんな気持ちでトスしましたか。」

      (参考文献 『学級作りの「困った」に効くクラス活動の技』 小学館)

      ★エクササイズをしてみての感想



      実際にやってみると、どのエクササイズも子どもの気持ちになってとても楽しむことができました。初めてお会いした方ともすぐに打ち解けられ、仲間のように感じられました。皆さんも、自然に笑みがこぼれていました。

       じゃんけん列車は、もちろん勝ちたいという気持ちはありましたが、チームメイトに頑張って欲しいという気持ちの方が強かったように感じました。「大将がじゃんけんをしているときはどんな気持ちでしたか。」という振り返りは、チームの絆を実感するいい質問だなと思います。一人でじゃんけんするのではない、チームで戦っているという安心感もありました。緊張がほぐれ、でも団結力は高まるエクササイズでした。

       フラフープ輪投げは、我々は大人なので的は二人で挑戦しました。最初は、二人でも「大丈夫かな・・・入るかな・・・」と不安そうな表情の方が多かったですが、やってみると意外にすっぽり入りました。的役になったときは、二人が輪の中に入るように立ち方やポーズを工夫しました。投げる役になったときは、二人が輪にしっかり入るように集中して投げました。うまく一巡したら、「タイムを縮めるためにどうすればいいか。」と子どもに投げ掛けるそうです。そうすると、的役は入りやすいポーズを考えたり、投げる役と的役になる交換を手際よくやったりする工夫をするそうです。なるほどと思いました。やはり子どもたちの発想力は豊かですね。

       風船トスは、かなり集中していました。簡単なことだからこそ、失敗しないよう落とさないように真剣になってしまいます。チームワークを養うためには、気軽にできかつ最適だと思います。また、このエクササイズで相手の気持ちになって行動する経験を、掃除などの生活に結びつけたいと武田先生はおっしゃっていました。自分のことだけでなく、相手のことを考えて行動できる子に育って欲しいという武田先生の願いが伝わるエクササイズでした。

      全てにおいて、丁寧にルールや意義を説明し、誰でもできるという印象を与えてくださったことで、安心して臨むことができました。それは子どもも同じだと思います。今すぐにでも実践したいです。お忙しい中、講座をしてくださった武田先生、どうもありがとうございました。

      (文責:東北青年塾 小川)


      「第12回東北青年塾 記録」目次

      開会



      第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


      1. 武田直樹「下学年向」
      2. 堀多佳子「上学年向」

      第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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      八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」講座感想記録

      2009.09.05 Saturday 21:33
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        yamakan12
        八巻先生の講座では、前半「学力と教育環境(学級づくり)の相関性」、「堀先生、武田先生のプログラムの意味づけ」、「ご自身が経験された荒れた学級の様子、そして、そのような学級をどう立て直していかれたのか」等についての話をお聞きした。
        後半では「心ほぐしのミニエクササイズ」などの具体的な活動を実際に体験した。前半の理論編と後半の活動編での気づきを結びつけて考えることで、「構成的グループエンカウンター」を活用した「学級づくり」の視点について楽しく学ぶことができた。
        以下、記録者の立場から、特に印象に残った部分を紹介したい。

        1学級活動の年間指導計画作成時の留意点


         八巻先生ご自身がつくられた詳細な「学級活動 年間指導計画」を見せていただいた。
        特に次の3点を今後の参考にしたいと感じた。
        1. 学級のねらいを、子どもにもわかる「合い言葉」形式で記入。
        2. 育てたい力の明確化(前学年までどのように育てられているかを踏まえて)
        3. 児童の実態と育てたい力を受け、具体的な学級づくりのねらいや留意点を記入。

        • まずは現在の子どもの実態把握、そこから学級づくりの視点を明らかにする必要があることを感じた。八巻先生の年間指導計画で、エンカウンターは学期1〜2回程度しか入っていない。朝の会や帰りの会で短時間にできるものを主に仕組んでいる点が特徴的である。


        2「構成的」という意味


          エンカウンターとは、「本音と本音の交流のできる親密な人間関係のこと」である。しかし、本来はとても難しいものであり時間もかかる。よって、学校で行う場合、「構成」という枠を設けることで授業時間内で実施可能となる。また、子ども同士の心理的なダメージも少なくてすむ。
        • 「構成」の要素としては、「人数」、「時間」「身体接触」、「ルール」(ローカルなルール、ソーシャルなルール)等がある。基本は、はじめ、中、終わりといった授業形式。いずれも、子どもの実態に応じて設定することが必要である。
        • 後半のミニエクササイズでは、以下のものを体験させていただいた。
          1. 「一瞬指相撲」で順番を決める→自己紹介(1分間)
          2. あいこジャンケン:
          3. 「一瞬指相撲」で順番→ジェスチャーゲーム
             ・〜しているところ ・〜が〜しているところ ・〜が〜して、〜と思っているところ
          4. サイコロトーク
          5. 「気になる自分」心のふれあいカード

        • 「構成的グループエンカウンター」におけるルールとして、
          1. 守秘義務
          2. どうしても話したくないことは話さない
          3. どうしても参加したくないときは参加しない

          というものがあった。特に「3」のルールは、授業として行う場合には正直抵抗を感じる。しかし、事前にこのようなルールの確認を行うことは、互いの本音を出し合う上で大切なことであると感じた。また、クラスの実態に応じたローカルルールの設定も有効であると感じた。


        3 社会的スキルと心のエネルギーの関係


        「努力したことには何らかの賞賛がないと続かない。+(プラス)のエネルギーは他人から認められるかどうかが大切。」という八巻先生の言葉が印象に残った。
        • 「心のピラミッド」をもとに、子どもの社会的能力を支える土台として、
          1. 人間のよさ体験
          2. 心のエネルギー

          が大切であることをお聞きした。学校生活を通し、「安心」「楽しい体験」「認められる体験」を意図的に仕組むことの重要性を感じた。


        4 学級の「再出発」の時期の課題


        初めての出会い(4月)はどの教師も準備を行う。だから、「荒れ」を予防できる。9月は教師はやるき満々。しかし、子どもは…。そこに子どものやる気と教師のやる気とのズレが生じる。学級は6割が動くと、学級が安定しているように見える。我々が行事等、忙しさに流されると、本来見えるもの(荒れの様子)が見えなくなってくる。
        • 「いつのまにか、子どもの様子が変わってくる。」という経験は教師ならば誰でもあるのではないかと思う。そこで、八巻先生は変わり目や節目の時期(9月、1月)を意識すること。エンカウンターのエクササイズ等を活用し、
          1. 子ども個々の集団への適応についての不安や緊張を和らげる
          2. 学級の中での自分の存在感や所属感を持たせる
          3. 社会的スキルを高め、維持する
          ことの必要性を話された。

        「学級の再出発」の必要感、そのための具体的な手立てやイメージを教師自身がもっているかどうかが学級づくりのポイントになると感じた。
         

        5 本音でふれあう体験の大切さ


          八巻先生の話の中に、「エンカウンターだけ行えばよいのではなく、体育や音楽等、教師が得意な分野で、言葉がキャッチボールのように飛び交う瞬間、お互いの心がふるわせられるような体験、場面づくりが大切。」という言葉があった。このような、体験や場づくりを教師が意図的に仕組むことで、子どもの「自己開示」が進み、「二者関係」から「多者関係」へと適切な距離感をもった本音のつながりができるという。「本音の関係が広がると(1)マイナス的な言動にストップがかかる。(2)子ども同士の折り合いの線を見つけることができる。」という点にも納得。
        • クラスの「荒れ」の原因の1つに、「お互いに遠慮し合う関係」があるという。つまり、本音で語り合うことのできない集団は、ストップや折り合いといった機能が働かず、程よい心理的な距離感が保てず、集団としての成熟は臨めないと感じた。


        Q&A


        Q:ロールプレイで「しっとり」とした雰囲気を出すためにはどうすればよいか
        A:特に低学年の場合はふりかえりの仕方(シナリオ)を教えてあげる。(学級の子どもの状態に合わせて)「しっとり」とした雰囲気が必ずよいということではなく、「普段言えない子どもが話をした」等、本音で話できるような雰囲気を認めてあげることが大切。

        Q:Iメッセージで子どもたちに心がけることは
        A:形容詞を使わないこと。「あなたは、どう思ったの。」と返すことが一番。作文の中から本当に必要な言葉だけを見つける学習も、伝え方の学習として有効。
         Iメッセージは感情を語るのではない。またIメッセージを先に言い過ぎると、子どもは黙ってしまう。

        〔感想〕


         今回、八巻先生のお話をお聞きして最も強く感じたことは、「意図的な体験活動のプログラム化」の重要性である。エクササイズを場あたり的、教師の思いつきで用いるのではなく、子どもたちの実態を把握し意図的、計画的に行うことの必要性である。特に、学級が荒れやすい時期(長期の休み明けや、11月、2月)を意識しながら、子どもの心のエネルギーが満たされるような場を仕組むことである。その手立ての1つが、「構成的グループエンカウンター」であり、自分の得意教科であると感じた。
         また、「構成的グループエンカウンター」を行った際は、「役割解除」を行うことの必要性も実感した。エクササイズ内での「非現実的なかかわり」と「実生活のかかわり」とを区別するためである。本音で語り合った内容は、「あだ名」等、相手を中傷することに使われる場合もある。守秘義務といったルール設定も含め、今回の講座の中から多くのことを学ぶことができた。八巻先生の著書を再度熟読したいと感じた。
        お忙しい中充実した講座をしてくださった八巻寛治先生に、心より感謝を申し上げたい。ありがとうございました。

        (文責:東北青年塾 増川)


        「第12回東北青年塾 記録」目次

        開会



        第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


        1. 武田直樹「下学年向」
        2. 堀多佳子「上学年向」

        第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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        阿部隆幸「東北青年塾のめざすもの」

        2009.09.03 Thursday 06:00
        0
          東北青年塾、初の山形県開催ということで、開会の時に、15分ほど時間をいただき、「東北青年塾とは何か」「東北青年塾のめざすもの」ということをプレゼンさせてもらいました。

          みなさん、雑談をすると、
          「青年塾」という名称なので、「青年」しか入れないと思った。
          とか
          なぜ、「教師塾」とかじゃなくて「青年塾」なんですか。
          という部分が多いです。
          以下に、当日のプレゼンを載せますが、上の内容については、書くのを忘れてしまっています。

          「青年塾」という名称で、「青年」しか入会できないと思っていらっしゃる方が多いように思いますが、それは違います。誤解させる表現ですみません。
          「青年塾」とは、「青年期の教師が、直面するであろう問題に対応する考え方や技術を集積したり、開発したり、習得したりする場所」というように考えていただけますと幸いです。

          以下、当日使ったプレゼンシートを映像により紹介します。
          本当はもう少し、複雑なアニメーションを使っているのですが、パワーポイントの吐き出し機能はそこまでうまくエキスポートできないようなので、がまんしてくださいませ。


          (東北青年塾代表 阿部隆幸)






          「第12回東北青年塾 記録」目次

          開会



          第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


          1. 武田直樹「下学年向」
          2. 堀多佳子「上学年向」

          第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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          参加者アンケートから第12回東北青年塾をふり返る

          2009.09.01 Tuesday 21:58
          0
            第12回東北青年塾をふり返ります。
            今回、東北青年塾では、初の山形県での開催になりました。東北青年塾のメンバーでもある八巻寛治先生をお迎えし「アクティビティ・ラーニング」を中心に、参加者の皆様にも体験を通して、理論の裏付けも学習できるというとても素敵な半日をおくることができました。
            参加者も、初めての地で28名。
            また、山形で開催してください。という声が多数あり、来年度も山形開催をすることに決定しました。山形県は東北青年塾の第二の地になりそうな勢いです。
            参加された皆様。ありがとうございました。

            参加者アンケートから当日の様子をふり返ってみます。

            (東北青年塾代表:阿部)

            1 「第12回東北青年塾」の内容について


            内容12
            「大変満足」「満足」をあわせると100%です。
            下の自由記述からも満足度の高さが予想できます。
            「内容」に入るかどうか、微妙ですが、
            • プロジェクターのファンの音がずっとなりっぱなしだった。
            • 声が少し聞きづらいときがあった。

            という声が若干ありました。
            事務局側の問題です。以後、気をつけます。ご指摘ありがとうございました。


            2 「第12回東北青年塾」の方法について


            方法12
            内容と同じく「大変満足」「満足」を合わせると100%です。
            第1部と第2部に一貫性があったこと。
            第1部は主にエクササイズ中心に進めて、それを八巻さんが受けて理論的に整理してくださったこと。
            その後の、体験的活動でさらに発展してくださったこと。
            と、すてきな半日でした。

            3 「第12回東北青年塾」参加者の声


            いつものように、参加者の自由記述アンケートを以下の通りにまとめました。お読みいただいて、当日の様子を想像してみてください。

            • 「学級集団づくり再スタート」という今回のテーマの通り、3人の講師がつながりをもって講座を提供していただき、内容を深く理解することができました。特に、八巻先生講座は「体験」をしてそれを「ふり返り」意味づけ、ねらいを解説しながら、進めていたのでとてもわかりやすく、今後の実践に生かせそうだと思いました。たくさんの山形の方と交流でき、とても楽しい時間でした。東北のたくさんの先生方とたくさん語り合い、情報を共有していきたいと思いました。
            • もっと八巻先生のライフヒストリー等、お話をお聞きしたいと思いました。一部、二部とテーマでのつながりがあり、参加していてとても楽しかったです。一つ一つのアクティビティを数多く体験するだけでなく、理論的に学ぶことが出来、明日からの実践に生かすことができそうです。堀さん、武田さんのエンカウンターも楽しく参考になりました。ありがとうございました。留意点が伝わりました。
            • 持ち上がりの学年を担任して、慣れがわたしにも子どもにも出てきている状況で子どもたち同士の中には実は友達との関係に不満も抱えている子がいる。今日、講座を受けて友達とのかかわりをエクササイズで増やしてあげたいと思った。毎回豊富な資料もいただけてうれしいです。
              今日は初めての山形開催でとても新鮮な思いをしました。会場がとても眺めのよいところで気持ちよく参加できました。配慮に感謝です。武田先生の3つのエクササイズ、とても参考になりました。普通のじゃんけん列車にパワーを送るというキーワードを加えただけでチームとしての一体感が増えて別な楽しさを味わえるのだなと思いました。いろいろ活用できるキーワード、ポイントを教えてもらいました。八巻先生のお話の中のソーシャルアトム。次の機会で実践してみます。講座は出席するたびにいろいろ新しい発見があって楽しいです。今回はお友達も増えて本当によかったです。ありがとうございました。
            • 発表者として参加しました。自分の実践を整理したり、発表するために勉強したりすることで、結果的に身につくことが非常に多い会でした。八巻さん、堀さんの活動も早速教室で実践していきたいです。
            • 1年ぶりの2回目。参加させていただきました。エクササイズが多く、今すぐ使える実践をたくさん教えていただき、大変ためになりました。八巻さんのお話をもっと聞きたかったです。また山形開催、ご検討ください。ありがとうございました。
            • 実際に体験しながら学ぶことができてよかったと思います。学校に戻った時に、クラスでやってみようかなと思いました。構成的グループエンカウンターやソーシャルスキルは聞いたことがあり、少し授業で取り入れたことがありました。しかし、なかなかうまく進められず、その場限りの意味のないものになってしまいました。今日は少しヒントをもらえたなと思います。特に「ふり返り」を有効的にしたいと思います。とても勉強になりました。ありがとうございました。
            • アクティビティを通して、ワークショップで研修を進めていただいたことで、実際の場面でどう活用し、どういう効果が望めるのかということを体感することができました。わたし自身、まだまだ初歩の所の段階で学ばなければなりません。今後ともよろしくお願いします。
            • 初めて参加しましたが、勉強になりました。SGEやSST。時期を見てやってみたいと思います。八巻先生の講座及びQA。たいへん参考になりました。特に「役割解除」の大切さ、仲介者としての教師の役目など勉強になりました。
            • 学校の中で「あなたのクラスは危ない」と言われている学級の担任をしています。3年生ですが2年の時から前兆はあると言われていました。まとまりとメリハリのついた学級を目指して努力しているつもりなのですが、なかなかうまくいかず今回少しでもヒントがあればと参加させていただきました。今日教えていただいたゲームも取り入れながら学級づくりにまた取り組んでいきたいと思います。
            • いくつもの活動を体験させていただいて、とても勉強になりました。今日のようなエクササイズは、行えばプラス面しかないと思っていたのですが、子どもによってはマイナスにもなるということを知り、はっとしました。ルール決めや役割解除、エクササイズを行うタイミングなどをしっかりすることで活きてくるものだと思います。今日は楽しい時間をありがとうございました。
            • 新学期が始まって子ども同士の関係を見通し、今まで以上によくしていきたいと考えていたときに、今回の塾に参加することができ、大変勉強になりました。エクササイズは、すぐにでもできそうなものばかりで来週から取り入れていきたいと思います。
            • 実際に体験しながら、学ぶことができてよかった。途中の解説(子どもにする場合の注意など)も適切でおわかりやすかったです。一生懸命な先生が多くて、とても意欲的だったと思いました。時間に余裕があればぜひまた参加したいと思います。
            • 明日からでもやってみたいなぁと思うような内容でした。エンカウンターはなかなか授業の中でできていなかったので、子どもの実態にあったものをしてみようと思います。ロールプレイをして気づくこと、というのは子どもたちの中にあると思うので、普段の生活の中で生かしていきたいです。次回もまた参加したいと思います。
            • 自分で体験できたので、わかりやすく子どもの気持ちになって取り組むことができました。実際に、初めは様子をうかがうような気持ちだったのが、たくさんコミュニケーションをとって楽しく過ごせました。学校でも機会を見て取り入れていきたいと感じました。
            • 明日から、活用できることを具体的に教えていただきました。自分でやってみて、初めてわかることがあります。イメージができると子どもたちをリードするときも、スムーズに対応できます。学校生活は精神的な安心感と大きく関わり、子ども同士の関わりがうまくいっていれば活動を支える大きな原動力になります。役割解除をじょうずにしながら使えるネタを多く持って、子どもたちにも心を開くチャンスをつくりたいです。自分にきづくは苦しいが、必要なこと。いろいろな自分が出た半日になりました。
            • 「心ほぐしミニゲーム」を1年生に10回程度やってみたことがありましたが、いつもふり返りが難しいと思っていました。あまり教師がモデルを示しすぎると・・・と思っていたのですが、意図からズレたゲームにならないように確認はした方がいいのかなぁと思いました。落ち着いた雰囲気も自分で演出できるように、ゴリ押しすぎないように自己変革していきたいです。
            • ここに来る前は、ちょっとおっくうかなと思っていましたが、4時間があっという間に過ぎた感じがしました。エンカウンターなど前から興味があって自分でもぜひやってみたいと思っていました。本なども読んでいつかエクササイズをやってみたりしていますが、やはり、自分が体験するのが一番だと思いました。またぜひ何かの機会があれば参加したいと思いました。安心感のある居心地のよいクラスづくりと授業づくりは学校の校内研究のテーマでもあり、めざしたい姿です。今日は、様々な体験とお話をお聞きすることができました。とてもうれしい気分になりました。
            • エンカウンターやソーシャルスキルは計画的にやっていかなければと思いつつ、なかなかできずにいます。今日、朝の会や帰りの会でできるものを聞いてやってみようと思いました。八巻先生の話を聞いて、ゲームをしながら子どもたちの表情や距離を見て、対応していかなければならないことを肝に銘じて授業を組んでいきたいと思います。
            • 今回は参加できてとてもよかったです。講話も一つ一つなるほどと思いました。1部のワークショップは自分がやってみることで気づいたことがたくさんありましたし、明日からさっそくやってみたいと思うものばかりでした。八巻先生の講座も心に残るものばかりでした。



            「第12回東北青年塾 記録」目次

            開会



            第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


            1. 武田直樹「下学年向」
            2. 堀多佳子「上学年向」

            第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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            「第12回東北青年塾」のふり返り

            2009.09.01 Tuesday 21:40
            0
              2009年8月29日(土)。13時〜17時。
              山形県山形市の霞城セントラル23階。高度情報会議室におきまして、「第12回東北青年塾」を開催しました。東北青年塾としては、初の仙台市以外での開催になります。
              そのときの記録です。

              このエントリから、それぞれの場面、様子へジャンプしてご覧いただけます。
              どうぞご覧ください。

              「第12回東北青年塾 記録」目次

              開会



              第1部 構成的グループエンカウンターを活用した学級集団づくりワークショップ


              1. 武田直樹「下学年向」
              2. 堀多佳子「上学年向」

              第2部 八巻寛治先生講座「学級の荒れなんて関係ない! 学級集団づくり再スタート 」



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