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東北青年塾

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ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」感想記録
P1020085P1020085 posted by (C)あべたか

「学び合いを深く知ろう」と中心に書かれた模造紙が各テーブルに配られました。
続いて、ワークショップの説明がありました。おおよそ下の通り。
それまでの講座を受けながら書きためていた付箋紙
(赤:反対、青:賛成、黄色:疑問)を模造紙に貼りながら学び合いについて自由に意見や疑問を交換し合う。
15分で場替えをするが、一人だけは残ってその場での話合いの経緯を次の15分につないでいく。
(その一人は最後までその場所を動かない)
15分を3回行い、模造紙にマーカーで自由に書き加えていく。
最後に自分の場所に戻って模造紙がどう変化したかをみながら話し合う。


解決したい疑問を抱えながら動いてまわり、色々な人と話をしていくと、理解が深まっていくんですね。
自分を子どもに置き換えてみれば、
子ども一人一人が分からないことを語り、それに対するリターンをもらうことで学びが深まり、満足感は高くなる。
このワークショップのやり方自体に「学び合い」の雰囲気を感じたような気がしました。

そして、最後に元の場所に戻ると、
最初のメンバーそれぞれが別々の場所で議論を重ねてきているので視野が広がっており、
模造紙も変化しているので、さらに深い議論ができる。
「うーん、これは面白いやり方だな・・・」と
こういう形でのワークショップを体験できただけでも大収穫だと思いました。

P1020101P1020101 posted by (C)あべたか

私が回った3カ所のグループで意見を多く交わした項目を紹介します。

  1. 課題を終えたフリーの子があまることはないのか。
    • 目標設定の仕方が重要
    • スモールステップだと失敗する。スパンを長く。
    • 予習をさせる
    • 全員ができるようになるという意識で周囲を見られるのなら、発展的な問題に取り組ませてもいい。

  2. 職員間の温度差にどう対応するか。
    • オープンにする
    • 学び合いという言葉にアレルギー反応が起こる場合がある。言葉を使わず活動する。
    • 学年主任に押さえられて悶々としているケースもある。
    • 同士と励まし合い教え合いながらやる。

  3. 学び合いから一斉指導に戻ったときの適応性に不安がある。
    • 子どもたちは学び合いの力を知っているのでやりたがるが、折り合いを付けて適応している。
    • 「中学校に行ったら一斉指導」などと切り替えられているようだ。

  4. 子ども同士でできるようになるなら、先生はいらないとはならないのか
    • 自分たちが気づかなかった自分たちのいいところを見つけてくれる存在となる。


どのグループでも、皆さんが「学び合い」に興味津々なのが伝わってきました。
決して否定的というのではなく、やってみたいという気持ちが前提でどんどん疑問が出される。
前向きで楽しいワークショップでした。

後になってふり返ると、
私のような「学び合い」未経験の参加者は、
どうしても「どうやるのか」といったハウツーの疑問を出してしまっていたように思います。
しかし、学び合いをされている先生方は、
「そういうことは何とかなる。「学び合い」の考え方をもつと子どもの見方が変わってくるんです。
(もっともっと子どもを見ていたい気持ちになる)」
というメッセージをくり返し言っていたような気がします。

「学び合い」、私はやってみたいなと強く感じたワークショップでした。


以下、模造紙の姿を紹介します。
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(文責:東北青年塾「中嶋」)



「第15回東北青年塾 記録」目次

  1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
  2. ポスター発表

  3. 阿部隆幸「模擬授業」
  4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
  5. 参加者アンケート

| あべたか | 第15回東北青年塾の記録 | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
阿部隆幸「模擬授業」感想記録
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1 アイスブレーキング


「学び合い」で大切にしていること

(1) イメージ
現在勤務校では、教務主任という立場で学級担任ではないが、社会科等で「学び合いの授業を行っている。その様子のVTRを見て、イメージをもった。

(2) 所属感
「所属感アップジャンケンゲーム」
  阿部先生対学習者でジャンケンをしていくが、学習者が阿部先生に必ず勝つことができるよう、教師の様子をよく観察し、グループで相談しながら法則を見つけ出す。グループで取り組むことで、グループの所属感がアップ。
阿部先生が『これから始まる模擬授業では、この所属感を全体に生かしてください。』と伝える。

(3) 参加意欲
「学び合い」への参加意欲は、学級における“協力”できる度合いに比例する。つまり、“協力”できている学級の「学び合い」は加速していく。


2 模擬授業


 『本日の東北青年塾開催地である福島県と言えば、「野口英世」です。「野口英世」と言えば、「千円札」です。
  ということで、本日の授業課題は
みんなが次のお札の肖像画人物を予想することができる。
です。』
学習カードに記入していく。

(取組の条件)
 千円札、五千円札、壱万円札の人物を予想する。
 全員が完成する。
 参考資料は大いに活用してよい。(資料の数が少ないため、こちらでも協力が必要)
 納得できる理由を書く。
 理由を3人以上に説明して、納得してもらえたらサインをもらう。
 他人の脳を活用しよう。
 これから25分間活動し、その後着席する。


 課題は、現在のお札の肖像画人物ではなく、未来志向型(答えが今の段階では不可能なもの)である。今回の学習者が大人でることをふまえた課題設定である。
阿部先生の説明後、学習者はヒントコーナーにある資料を取り、グループへ持ち帰って読み始める。一人一人がじっくり考えているグループ、人物について相談を始めるグループと、8つあるグループの取組は様々。

(グループ内での活動にとどまっており、グループ間のかかわりがない状況で)
阿部先生
『違う班には、違う資料があるなあ。』『女性ねえ、女性なら誰かねえ。』
『あと20分。グループの人とサイン交換なんてしないよね?』
とはたらきかける。
すると、一人、一人と少しずつ、他のグループに移動が始まる。
学習者の一人が立ち上がり、学習者みんなへ「ネット使えますよ!」の声。
阿部先生
『あと15分です。そろそろ3人からサインもらおうかな。』
とはたらきかける。
すると、どんどん立ち歩く学習者が増え、ペアになって説明を始める。
阿部先生
『助けてもらって下さい。』
と呼びかける。それぞれの考え方を認め合い、補い合うことが大切であることを伝えているように思った。
阿部先生
『説得力があればいいのです。』『全員ができるかなあ。』『大丈夫かなあ。』

※ここで、西川教授と阿部先生が現在の状況を見て、場づくりについて話し始める。
机を合わせて8つのグループを作ったことで、前半はグループ内での活動から一歩踏み出す学習者がなかなか出なかった。グループを作らず、スクール式にして十分に移動できる間をあけてやれば、活発に移動することも考えられたかもしれない。


阿部先生
『あと5分で席に着きます。』『目標達成、全員できるかなあ?』
と呼びかける。
学習者一人一人が一生懸命自分の考えを相手に説明している姿、それを一生懸命聞いて受け止めている姿、お互いに自分の考えを認めてもらったことを素直に喜ぶ表情が会場中で見られる。また新しいペアを組んで説明する時には、自信をもち、より意欲的な姿勢になっていく。
阿部先生
『あと3分です。』
学習者全員がペアをつくり互いに説明し合っている。
学習者から、「3人からサインもらっていない人いませんか?」の声。
阿部先生
『「3人からサインもらっていない人いませんか?」と言っている人がいます。すばらしいですねえ。』
『あと1分です。3人以上だから、4人、5人ともらっていいのですよ。』
と呼びかける。
阿部先生
『はい。席に戻ります。全員できたかなあ。楽しみだなあ。』

(全体で)
阿部先生
『聞きます。3人からサインをもらえた人手を挙げてください。助けてあげた人、助けてもらった人、手を挙げてください。その人に拍手!』
『めあてが達成できましたね。』
(終了)
※阿部先生は、最後に、誰かに発表してもらおうとも考えていらしたのですが、全員の満足を一番に考えて今回は発表を取り入れませんでした。


[授業を記録させていただいて]
豊かに学び合うとは、学級への所属感、参加意欲が大切であり、そのベースになるのが“協力”であること、そしてその中で、進んで人とかかわろうと一歩踏み出す自分のチャレンジをしていくことであると考えた。
阿部先生の学習者の実体を捉えた課題設定、全体、そして一人一人の学習者の「見えたこと」「聞こえたこと」「感じたこと」を的確につかんだファシリテーターとしてのはたらきかけはすばらしかった。特に、ファシリテーターとしての声がけで、学習者全体の動きがみるみる変わっていくのを目の当たりにして、「学び合い」の教育的効果の大きさを実感した。

(文責:東北青年塾「遠藤」)



「第15回東北青年塾 記録」目次

  1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
  2. ポスター発表

  3. 阿部隆幸「模擬授業」
  4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
  5. 参加者アンケート



| あべたか | 第15回東北青年塾の記録 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポスター発表「村田朱音」の記録



ご本人からの発表内容の紹介


『学び合い』に目覚めたのは、阿部先生の社会科『学び合い』授業を見たことがきっかけでした。私の授業で集中できずにいたある子が、実に生き生きと友達と関わりながら学んでいました。これはなんとしてもやらねばと子どもたちの表情に背中を押され、スタートして約8ヶ月。学びにつまずきのある子どもたちの変化に 、目から鱗の毎日を過ごしています。まだ始まったばかりですが、特別支援教育の視点から、『学び合い』について考えていることを発表したいと思います。




「第15回東北青年塾 記録」目次

  1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
  2. ポスター発表

  3. 阿部隆幸「模擬授業」
  4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
  5. 参加者アンケート

| あべたか | 第15回東北青年塾の記録 | 21:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポスター発表「高畠拓嗣」の感想記録
ポスター発表@高畠ポスター発表@高畠 posted by (C)あべたか
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ご本人からの発表内容の紹介


『学び合い』との出会いは2007年。教員生活が10年を過ぎ、「魅力ある授業をしたい」と模索する中で、西川先生の「勉強しなさいを言わない授業」を読み、「自分がめざす道はこれだ!」と感じたのがきっかけです。以後、自分なりのスタイルを見つけようと奮闘しておりますが、日々もがいています。今、「スポーツの世界にも『学び合い』」との思いがあります。今回は、体育主任として陸上練習での『学び合い』を紹介しました。




「第15回東北青年塾 記録」目次

  1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
  2. ポスター発表

  3. 阿部隆幸「模擬授業」
  4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
  5. 参加者アンケート


| あべたか | 第15回東北青年塾の記録 | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
ポスター発表「岩井章」の感想記録


☆学び合いを始めたきっかけ


学び合いとの出会いは2005年です。西川先生の講座を聞いて初めは教師が教えない授業では大丈夫かという心配がありました。だからすぐには実践できませんでした。3年後,転勤した学校で,どうしても救ってあげられない児童4,5人を救ってあげたい,ちょっとでもいいからやってみようと思い学び合いを始めました。

☆学び合いに対する子供たちの意識の変容


学び合いを始めたばかりのころ,なんで教えてくれないの?人に教えるのが嫌だ,普通の授業にもどりたい,先生に教えてもらった方が楽だからいいなどと戸惑う子供もいました。しかし,その子供たちは友達にありがとうといってもらえて嬉しい,学び合いの方が覚えやすい,テストを早くかえしてほしい,というように変わっていきました。

☆学び合いの成果


学力の面から,算数でも学び合いを始めたらテストの点数があがり,全国平均を上回るようになりました。また,算数が楽しくなったという子供が増えました。学習に対する意識調査の自己評価でもすべてよい方向の評価になっています。自分たちの学びに対して,自信をもつことができるようになりました。できない子供がいれば,遊ばずに休み時間に教える姿が見られます。また,欠席をした子供にも子供が教えています。インフルエンザで休みが多くでた際には,他のクラスではプリントの準備が大変そうでした。しかし,私のクラスは平気でした。子供同士で学び合い,補充してくれるからです。できる子供が自分のことを後回しにして,教えている姿も見られました。自分のことは後でするから大丈夫,という姿には思わず涙が出そうになりました。

☆学び合いをする上での工夫


課題ができたかどうか可視化をすることにしています。ネームプレートで可視化をしています。全員ができたらビー玉をため,ビー玉パーティをするなどの意欲付けもしています。

☆学び合いが変える「集団」


学び合いをすると学級集団が大きく変化します。バラバラだった集団が,助け合う高め合う集団になっていきます。QUではバラツキがなくなり,学級満足群になりました。また,生活意欲を調べるアンケートでも高い意欲に推移しています。男女の仲がよくなります。失敗を責めることがなくなります。学校行事や体育では本気で友達を応援するようになりました。さらに,トラブルを自分たちで解決できるようになりました。子供と子供のつながりを深めることができるのです。

☆子供たち・保護者から見た学び合い


子供たちに学ぶ合いはどう?と聞いてみました。すると,「あは」体験ができる,分かった瞬間に頭の中に花が咲くという答えが返ってきました。自主学習を自分でできるようになり,分からなくても,学校にいけば友達に教えてもらえると子供が話している,弟が分からなくて困っていると上手に説明をできるようになったという保護者からの声が聞こえてきます。

☆学び合いを進める上で


同僚に情報をオープンにして理解をしてもらうことが大切です。保護者も最初は不安に思っているので,学級便りで学習の様子を伝えてきました。


(文責:東北青年塾「武田」)



「第15回東北青年塾 記録」目次

  1. 西川純講演「『学び合い』は簡単!」
  2. ポスター発表

  3. 阿部隆幸「模擬授業」
  4. ワークショップ「『学び合い』を深く理解しよう」
  5. 参加者アンケート


| あべたか | 第15回東北青年塾の記録 | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
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